鳥と生活 / ツボ巣と十姉妹のシッポ
寒い季節ですが、日中の陽射しが暖かいこの頃、
十姉妹達がとても元気です!
以前に古物屋さんで購入したお家型の竹カゴ、
この物件には現在は3羽の十姉妹が同居しています。
十姉妹はうちで産まれた子が多いので、
近親交配を避けるために兄弟のオスメスを分けて、
オスは3羽を同居させています。
ところで、これ↓何だと思いますか?。
実はこれ、3羽がボロボロに壊したツボ巣なんです。
中の居心地はまあまあ悪くないようです…。
乗っかり心地もまあまあ悪く無いようです…。
しかし、上から見ると中が丸見えなので、いい加減寒そうです…。
因みにボロボロになったのは某メーカーの「巣草付き」のツボ巣です。
悪く書いているのでメーカー名は伏せますが、
ホームセンターやShopでも良く見かけるメーカーのものです。
一ヶ月も使っていないのに、十姉妹程度の力でこんなにボロボロになってしまいました…、当然カゴまわりも藁クズだらけに散らかりました…(汗)。
消耗品とはいえ、とてもオススメできません…。
卵を産んだ時には確実に持ちこたえられないものと思いました。
こちらは別メーカーのツボ巣。(モデル鳥は「ちょこなん・猪口南♀」)
これは竹カゴも作っているKAWAIさんの「あったかお宿」という商品です。
そこそこ信頼が置けるツボ巣で、
小鳥飼いの殆どの方がこれを使っているかと思います。
少しクチバシの強い文鳥なら数ヶ月掛けて破壊する子も居ますけど、
それだけ持てば消耗品として充分。糞等でも汚れがたまりますからね…。
私のお墨付きはこちらの紐付きのツボ巣、
文鳥の「あめ(飴♂)」は結構な噛み癖があるので、
KAWAIさんのツボ巣でさえもボロボロにしてしまいますが、
このツボ巣は気に入っているみたいです。
シンプルなので飼い主もとても気に入っています!
因みに、メーカー不明、袋にも何にも書いていないのだけど、
とても作りが良いので職人さんが作っているのかな?
鳥獣店さん等でたまに仕入れているところがあるので、
見つけたら購入しています。
さてさて、そんなボロボロなツボ巣で暫く寒い思いをしていた3羽。
これが効を奏したか、最近3羽とも尾羽がとても綺麗なのです!。
先ずは「はぎ(萩♂)」。
この子の尾羽の特徴は中央と左端が黒いという事、
不揃いではあるものの、充分健康な状態かと思います。
兄弟そっくりですが、この子は「いちじく(九♂)」。
尾羽がシュッとしていると十姉妹らしさが引き立ちます!。
この子の尾羽の特徴は、両サイドが黒い羽。
もう少し伸びそうだけど、つやつやしていてまあまあ綺麗です。
最後は長男の「あか(茜♂)」。
いつもやんちゃだけど抱っこすると大人しくて助かります。
尾羽はこんな感じ、真っ白で綺麗な剣尾がキラキラしています。
十姉妹は体も小さくて、羽もそれ程強くないので、
換羽のタイミングや生活環境次第で、尾羽がちょちょ切れてしまう事もあります。
だからといって、ボロボロのツボ巣が良いという紹介ではないですよ…(汗)。
ツボ巣のサイズや中に入る鳥の数も大切な飼育の知識だと思います。
うちの子たちは、品評会なんかには無縁の単なる並十姉妹ですけど、
小さな小さな身体で綺麗な尾羽を作っています。
ボロボロにしたツボ巣は、その分たくさん遊んだのだと考えて、
みんな健康で居てくれることが一番だ!と、
飼い主も元気を分けてもらう、オス組み十姉妹達のお話でした。
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はなぶさ堂 製 LINEスタンプ第2弾!「ぶんちょっ!」発売開始。
十姉妹スタンプに続き、文鳥を描いたLINEスタンプが本日発売されました!
桜文鳥・白文鳥・シナモン・シルバー・クリーム・ライトシルバー・アルビノなどの種類を織り交ぜて、40種の文鳥イラストが楽しいスタンプに仕上がりました!
最初は、はなぶさ堂の文鳥たちをモデルにして描いていたのですが、
「あめ(飴♂)」と「ゆき(雪♂)」だけでは、
シナモンとアルビノのイメージしか湧かなかったので、
西東京市の「ことりやさん」東武練馬の「ペットショップアイランド」さんにお願いして、参考にする文鳥たちの写真を撮らせて頂きました。
ご協力感謝致します。
instagramにポストしている、
いつも眠たい「あめ(飴♂)」がモデルのスタンプや、
#かしこまり文鳥 のスタンプも描いてみました。
その他にも、日常に使い勝手の良さそうな言葉を添えて、
文鳥たちが楽しく会話をしてくれます!
詳しくはLINE STOREにて紹介されています、
是非、みなさん使ってみてくださいね。
詳細とご購入は「LINE STORE」にて↓。
文鳥ブログがたくさん紹介されています!。
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鳥と生活 / 床ぐらしのキンカチョウ
先日お迎えした、キンカチョウの「たまき(環♀)」、
羽がボロボロで飛べないので、生活は“床ぐらし”が主です。
たまに飛び上がってもせいぜい50センチくらいの飛躍…。
ガゴの縁を梯子代わりに高いところに登ろうとはするけれど、
最近は床の方が楽しいみたいです。
ちょこまかと床を跳ね回る「たまき(環♀)」。
尾羽が無いのでヒヨコみたいです…。
陽が当たるうちは日光浴にもなるので床で自由にさせています。
そんな「たまき(環♀)」最近友達を作りましたよ。
「やあ、こんにちは」
ヒメウズラの「うりの(瓜乃♂)」不思議と慌てる事も突く事もなく、
チビスケの「たまき(環♀)」とご対面。
「やあ、はじめまして」
ウスユキバトの「おすみさん(墨)」種類は違うけど、
何か話しかけている様にも見えるところが微笑ましいです。
そんな、二人の後ろを駆け足で通り過ぎるヒメウズラ「うずまきさん(渦巻♀)」
「ちょっとごめんよ~」って、実は仲間に入りたいのじゃないか知ら…。
特に仲が良いのはこの3羽。
不思議とケンカもせずに仲良く日向ぼっこをしています。
驚いてしまうのは、「たまき(環♀)」が来てから、
彼女を媒介にしてほかの子たちが集まってくることです。
以前の環境では他の種類の鳥たちに虐められていたけど、
ここでは「たまき(環♀)」が輪の中心。
眠そうな「うりの(瓜乃♂)」の前に立つ「たまき(環♀)」。
毛繕いをお願いしています(笑)。
嫌がることなく首まわりを掻いてあげるヒメウズラ「うりの(瓜乃♂)」。
こんな光景がたまに見れて、ほっこりと一安心の今日この頃です。
見た目も身体の大きさも違うというのに、こんな風に仲良くできるものなんですね。
前の環境では虐められてボロボロになっていた「たまき(環♀)」だけど、
新しい環境に人見知りしないで、積極的に自分から話しかけて、
そんな前向きな姿勢に人間の私も背中を押されます。
虐められていた事も、飛べない事も、
全てこの小さな身体で抱え込んでいるキンカチョウ。
寂しいこともあるけれど「たまき(環♀)」は今日も元気です!。
はなぶさ堂 製 「十姉妹のLINEスタンプ!」。
十姉妹ファンのみなさま!お待たせしました!
本日2016.1.27、はなぶさ堂製LINEスタンプが発売されました。
第一弾は「じゅうしまちゅ!」はなぶさ堂の十姉妹達をモデルにして、
40点のイラストを書き下ろしましたよ。
私と同じ十姉妹ファンの皆さんのご希望に添えるイラストが描けていると良いのですが…。
作成しつつ、他の十姉妹スタンプを探したのですけど、
十姉妹に特化したしたスタンプは他に見つかりませんでした…、
LINE初の十姉妹スタンプ!だったら良いな…。
おもしろかわいい仕上がりになりましたので、
是非みなさんご活用下さい!
ご購入は「LINE STORE」にて↓。
ボロボロのキンカチョウ / たまき(環♀)
ボロボロの服を着て、長旅にでも出ていたの?
そんな印象を受けるキンカチョウを引き取りました。
尾羽も全て抜け落ちて、飛ぶ事すら苦手みたいで、
床ばかりをウロチョロしています。
この子は色んな種類の鳥達30羽くらいと同じカゴに入れられていて、
他の鳥たちから酷く攻撃を受けていました。
連れ帰ってからもソファの上でこちらを警戒しつつ、
びくびく怯えているので、先ずは「大丈夫」を教えなくては…。
当然手乗りではありませんが、飛ぶのが下手なので直ぐに捕まります。
ほら、大丈夫。大丈夫。
うちにも他にキンカチョウは居るけど、
暫くはひとり寝してもらおう…。
この子がどれほどボロボロかというと…。
外見からは尾羽がない程度にしか見えません…。
しかし、良く見ると首まわりの羽も結構抜けていて、
尾脂線は完全にむき出し…、オチリ寒い…。
尾羽は根元が残っているので、
少し様子を見てから古い羽を抜いてやれば大丈夫そうです。
主翼はハサミが入った形跡はないけど、途中から折れている部分も、
そりゃ、飛ぶのがヘタクソなわけです…。
そして、主翼で隠れている背中部分は尾羽同様に丸ハゲ状態、
少々痛々しいので解りやすい写真は省きますけど、
主翼がかぶって隠されている下(背中)は羽が全く無い状態です…。
はい、お腹も見せてね。
お腹の羽はふさふさで良くご飯も食べるし健康状態はそんなに悪くなさそうです。
お尻も綺麗だし糞もしっかり綺麗なものを落とします。
足も外傷なし。
それにしても綺麗なシナモン色のキンカチョウ、
古代キンカの血かと思います。
キンカチョウ特有の尾羽のシマシマの羽がどう生えてくるのか楽しみです!
名前は「たまき(環♀)」としました。
ボロボロなのでやさぐれ感が半端無いですけど、
一応、女の子なのです。
環はぐるりの事、立派な羽に生え変わる様に思いを込めました。
こんな、ボロボロの鳥をお迎えする物好きはあまり居ないと思いますけど、
外傷ならば環境を変えてやれば改善するものです。
この子をうちに連れてきたところで、この子が幸せかどうかは解りませんけど、
綺麗なキンカチョウに成長するように出来る事はしてあげるつもりです。
ブリーダーさんのお手伝い / はなぶさ堂の修行日記
以前にも少しお話した事があると思いますが、
昨年のまだ暖かい頃から、
某ブリーダーさんの元、週に数回お手伝いの仕事をさせて頂いております。
今回は許可を貰った上で写真も交えて少しお話をしようかと思います。
いつも掃除をしている鳥部屋。
大きくて珍しい鳥ばかりなのでたくさんあるケージも全てビックサイズです。
掃除は隅々までを短時間で毎回大掃除!
掃除をしても直ぐに水浴びをされたり、餌を散らかされたり、
写真では綺麗に見えますが結構な重労働です。
お隣の部屋はワンちゃんたちの飼育の場。
みんな人懐っこくて人が来ると尻尾を振って喜びます。
トイマンチェスター、シュナウザー、スコッチ、等、
新しい飼い主さんのお迎えを待っている赤ちゃん犬が居たり。
鳥部屋掃除が終わった後にはこの子達にいつも癒されています。
さて、鳥部屋の住人達。
大きなコンゴウインコがたくさん居ます。
都内でこんなに一度にコンゴウインコに会えるところは、
ここしかないのではないでしょうか?
身体が大きい分クチバシも大きいので、掃除役とはいえ彼らの生活に介入している自分も、噛まれるのは流石に怖いです…。
その他にもたくさん外国産まれの鳥が居ます、
キビタイボウシインコ、オオハナインコ、ヨウムなど、
良く喋るし、良く慣れて居ます。
ここから、某お店の看板鳥として活躍している子も居れば、
優しい飼い主さんに買われていく子も居ます。
コバタンやヒメコンゴウインコも噛まれたら痛いけど、
手を差し伸べると指を掴んでくる所なんかは、やっぱりカワイイです。
人間の方がびくびくしているとだいたい噛まれます…。
私も既に何度も噛まれましたけど、
まぁ、鳥なのだから他に表現する方法がないですよね…。
この子は、オオハネナガインコの女の子。
いつもぴょんぴょん飛び跳ねて楽しそうにして、とってもカワイイです。
ケージの中から「いいこいいこして」という風に頭を押し付けて来るのです。
ズグロシロハラインコ、顎を掻いたりする姿がコミカルでカワイイです。
少し大きめのインコが目立ちますが、中型(小さめ?)のインコもたくさん居ます。
ウロコインコは色の種類も豊富でペアで何羽か巣作りをしてます。
コガネメキシコはペアで木製の巣箱をガジガジと破壊しています(笑)。
コミドリコンゴウやゴシキインコもいつも元気、
お掃除中も大きな声で「構っておくれ」と鳴いています。
そして、この子はさし餌の為に数日間だけはなぶさ堂で預かっている、
オキナインコのヒナです。
毎日たくさん食べて元気元気!
貴重な経験をさせて頂いて、ブリーダーさんに感謝です!
動物のお仕事は比較的楽しそうと思われがちだけど、
ブリーダーさんや鳥獣店さんのお手伝いを通して、
至るところにとても大変な苦労が見えます。
当たり前の事ですけど、命を扱うという事は簡単なことではないのです。
お世話になっているブリーダーさん「BIRDY BUNNY」さんには、
今回紹介した以上に多くの鳥が扱われております。
気になる子がいらっしゃいましたら、直接お問合せしてみてくださいね。
■BIRDY BUNNY ↓↓↓↓↓
ホームページ http://www.birdybunny.com/index.html
鳥と生活 回想 2016ご挨拶
あけましておめでとうございます。
昨年は色んなところで皆さんにお会い出来たり、
SNSを通じてたくさんの方と知り合い、作品を買って頂いたり、
このブログにお付き合いいただいている方々にも、感謝の一年でした。
さて、今回は、
昨年「はなぶさ堂」でお世話した鳥たちのことを少し振り返ろうとます。
先ずは、キンカチョウの「なつめ(棗♀)」。
なちゅ、赤ちゃんの時にお迎えしてさし餌も順調にすくすく育ちました。
ご飯食べたら直ぐに手の平で寝てしまう、甘えん坊でした。
そんな「なつめ♀」もすっかり成長して、くちばしも立派なオレンジ色。
今や、「てん(甜♂)」と同じカゴで一緒に暮らしています。
甜♂も昨年お迎えしたカゴの鳥。
手乗りではないのだけど、
11月に企画したグループ展「盆栽に小鳥来る」で1週間店長さんを務めてくれました。
今は、なつめ♀の事が大好きで、
飼い主がなつめ♀と遊んでいるとヤキモチを焼いて近くまで寄ってきます。
なつめ♀は既に大人、最近は卵まで産むようになりました。
そしてお次は、ヒメウズラの「千代丸(ちよまる♀)」と「うりの(瓜乃♂)」
こんなに小さい赤ちゃんでした。あの頃が懐かしい…。
成長過程、いつも二人は仲良し。
二人一緒に毎日にぎころして遊んであげていました。
今や、立派な大人に成長し、千代丸♀は美しい白姫に、
うりの♂は男らしい顔つきに育ってくれました。
だけど、大人になっても甘えん坊のヒメウズラ。
手首から袖口に入れてくれとせがんでは、
カンガルーのように外を覗き込んでいます。
この子達は本当に良く慣れてくれて、
最近は部屋に放しておいても何にも心配要りません。
立派に育ってくれてありがとう!。
そして、ウスユキバトの「おすみさん(墨)♂」。
はなぶさ堂に来た時は、肩を怪我していて、尾羽も全て抜けていました。
荒鳥と聞いていましたがとっても大人しかったおすみさん。
今では、怪我も回復して尾羽も立派に伸びています。
おっとりした性格はそのまま、毎日一時間おきに「ポー」と鳴いて癒してくれます。
そして、十姉妹の「まゆ(眉♂)」。
豪快な眉毛は左側だけ、この子もご縁で引き取りました。
幸い、女の子十姉妹の多い環境のはなぶさ堂で、
まゆ♂さんは早々に子作りに励んでくれました。
そして誕生したのが、2羽のヒナ。
生後14~15日で巣上げして、さし餌で育てました。
あっという間に成長するヒナたち。
2羽とも1人で飛べるようになって、里親さんの元へ旅立って行きました。
一年ってあっという間に過ぎてしまいますけど、
色んな鳥たちの成長を見守りながら、
こうして振り返ると色々幸せをもらった気がします。
そして、何より昨年は「はなぶさ堂」デザインの小鳥グッツを購入して頂いたり、
企画展「盆栽に小鳥来る」や、鳥屋さんのお手伝い企画等で、
たくさんの人々と鳥々とコミュニケーションが取れたことが、
とっても嬉しい一年でした。
今年もイラストや作品を色々なグッツに展開していこうと思っていますので、
本年も「はなぶさ堂」をどうぞ宜しくお願いいたします。
鳥と生活 / ヒメウズラの 「千代丸と瓜乃」成長記録・完結編
ヒナの成長記録を書いていましたが、
ヒメウズラの2羽のその後も記しておきたいと思います。
こんなに小さい赤ちゃんだった2羽のヒメウズラ。
生後3日目お迎えして、今や生後3ヶ月、もうすっかり大人です。
前回の成長記が生後35日くらいまでだったので、続きから綴ります。
この写真↑の頃で、だいたい生後一ヵ月半です。
まだ、2羽とも幼さが残っていて、大人の羽がまだ完全に生え揃っていない状態です。
生後1ヶ月半ほど。
うりの(瓜乃♂)、うり坊だった時の面影も薄く、
大人の羽に生え変わる手前のまだら模様がとても綺麗でした。
ちよまる(千代丸♀)はヒーターの上で寝そべってグラビアポーズ。
赤ちゃんの時からここが大好きなちよまる♀、
足を伸ばして横になるのはヒメウズラの特徴だけど、
なかなか写真には撮らせてくれないのです…。
生後2ヶ月ほど、
うりの♂はとても大人しい性格でしたが、
この頃は、夜中にカゴの中で飛び跳ねたり自虐的な行為が多く、
天井に頭をぶつけて流血したりして、少し頭がはげていました…。
ヒメウズラの飼育はこの時期だけが本当に大変です。
あんまり大量の血を流すとそのまま死んでしまう事もあると聞くので、
出来るだけストレスを与えないように…。
因みに、出血時は血が止まれば大丈夫です。
かさぶたが出来たらむしろ安心ですが、
止血剤を持っていれば、出血時直ぐに塗ってやるとかさぶたも出来にくく、
羽抜けも最小ですみます。
うちでは止血剤が無い場合は小麦粉等で代用しています。
千代丸♀はヒナ時代にはとても活発でしたが、
生後2ヶ月くらいから安定してきました。
一度頭を天井にぶつけて出血したけど、今はすっかり綺麗な白姫に成長。
生後2ヵ月半ほど、
うりの♂が段々男らしくなってきて、カゴの中で暴れたがるので、
日中少し長めに部屋の中に放しています。
そのせいか、置いてあったタオルで布浴びを始める様になって、
それ以降、うりの♂は布浴びが大好きになりました。
だけど、この頃からケンカもはじめ、2羽は別々のカゴで生活するようになりました。
千代丸♀は、生後2ヶ月半くらいで卵を産み始めて、女の子と判明。
以前から飼育している「うずまきさん♀」をずっと男と思って育ててたので、
卵が生まれれば間違いなくメス(汗)。
2ヶ月目くらいでオスメスの判断方法がまま解ってきたのですが、
・模様で解る固体:前掛け柄がしっかり出ている子がオス。
・体の形:お尻が雫型に膨らんでいる子はメス、オスは比較的先細り。
・鳴き声:ヒナの頃から「ヒーヒーヒー」と三回鳴くのはメス率高く、
オスは喉を鳴らしたがる。
経験談ではあるもの、確実な事ではないのでご参考までに…。
そして、うりの♂は3ヶ月くらいから「雄叫び」を始めました。
勿論、「雄叫び」なのでメスはしないのですが、小さな身体でも早朝は結構響きます。
鳴く前に「コーーー」というイビキみたいな音で喉を鳴らしてから、
勢いよく「ピヨーーーーォ!」と何回も鳴きます。気が済むまで鳴きます…。
早朝、5時頃からこれをするので、そういう時はカゴから出して、
同じ布団で一緒に寝ています…。
まだ、若いのでとても鳴きたい盛りなのだと思って、
今は毎朝付き合ってやってます…(汗)。
布団に潜るうりの♂。
さっきまで大声で叫んでいたのに、布団に入れてもらうと直ぐに寝ます…。
飼い主も寝返りに気をつけながら二度寝…。
首元がとってもあったかくて、まるで湯たんぽです。
外が明るくなる頃にはまた、うりの♂が起してくれます(笑)。
お陰で最近、彼との友情が芽生えてきた気がします…。
千代丸♀はマイペース。
放鳥している時たまに近寄ってきて、かまって欲しがったりします。
基本はウロチョロ歩き回っていますけど、
天気のいい日にはやはり日向ぼっこがお好みの様です。
千代丸♀の構ってポーズ、
千代丸姉さん、立派な白姫に成長しました。
小首をかしげながら「ピヨピヨピヨ」と囁くような声でこちらを見てきます。
身体を平らにして訴えかけるようにアピールをしてきます。
ヒメウズラのしぐさで一番カワイイしぐさと思っているのだけど、
このしぐさ、女の子だけしかしないのかな…?。
そして、生後3カ月。
二人ともすっかり大人になって、今では家族同様に日々過ごしています。
ヒナの時は、家具の後ろに入り込んでしまったり、羽が生え揃った頃には、勢い良く天井まで飛んで、頭をぶつけて血を流してしまったり、気をつけることもそれなりですが、卵が産める位まで成熟すると不思議と悪さはしなくなります。
家具の隙間や、目の届かない所には入らなくなりますし、何より人にはとても良くなれます。
だけど、換羽の時だけは要注意!気が立って自虐的になる子も居ます。
こちらは、久々登場「うずまき(渦巻♀)」さん。1歳。
怪我もなく、とっても元気に日々遊びまわっていますよ。
ヒメウズラ達は、まるでネコの様に気まぐれで、他の鳥たちが近寄ってきても、マイペースといった感じです。
小さなちいさな身体を手の平で抱っこしていれば、いつまでだって手の中でぬくぬくしてくれるので、ちょっと行き詰った時にいつも助けてもらっています。
ちよまる(千代丸♀)とうりの(瓜乃♂)もすっかり大人になったので、
彼らの成長記録はここまで…。
寿命は5年くらいと聞いていますけど、長生きしてくれるといいなぁ。
そして私は、これからの生活の中で、
彼らからもたくさんの事を教えてもらう事になると思います。
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十姉妹の雛 / はなぶさ堂流の育て方。
前々回ご紹介した、十姉妹の雛2羽のお話を書きます。
我が家で産まれた2羽の雛。
生後14日くらいに巣上げしました。
巣上げしたばかりの時は、まだ「さし餌」も上手に食べたがらないので、
朝に一度、巣から上げて人の感覚を覚えさせて、
そのまま親鳥に返すという方法で、最初は親鳥達と協力してさし餌をしました。
うちの場合、親鳥5羽(♂1・♀4)の環境。
※親鳥は3羽までにする方が良いらしいです。
本来なら一度巣上げしたら親鳥は育児放棄する可能性も高いですが、
うちの子たちは喜んでお世話してくれていました。
生後18日目くらいで完全に巣上げ。
それにしても、クチバシが小さくて普通の「差し棒」ではクチバシに入らず、
スポイトや、ゴム管付きの注射器、さし餌用の竹匙など色々試しつつ、
餌に関しては粟玉、エッグフード、フォーミュラ、プラスグリーン等を用意しておきました。
左上:エッグフード、お猪口の中:粟玉、袋もの:プラスグリーン、フォーミュラ。
左下から:竹匙、フードポンプの先に短めのゴム管、さし棒。
幼い内は一日に4回はさし餌が必要。
最初はお湯で溶いたフォーミュラがさし易いです、
フードポンプを使ってさしました。
何故、先っちょにゴム管が要るかと言うと、クチバシの奥に器官があって、
そこに間違って餌が入ってしまうとさし餌で死んでしまう可能性があるからです。
ゴム管を付けて置くとまるで乳首を吸うかの様にどんどん加えてくるので、
十姉妹等のフィンチの場合、喉の奥まで入り過ぎないように、
ゴム管は短めにする方が良いのだそうです。
フォーミュラは他のものと混ぜなくてもそのまま上げられて便利です。
お湯で溶いてカレーくらいのとろみが付くように混ぜます。
温度は皆さん気にすると思いますが、うちでは熱湯で豪快に溶いてます。
お猪口に少量作れば、あっという間に冷めます。
温度としては湯銭で60度くらい(餌が40度位になるよう)にするのがいいと聞きますけど、
正直さし餌毎に、いちいち計っている暇はなく、直ぐに冷めます。
指で触って「熱くない」または「あったかい」くらいで、
ささっと時間を掛けずにさしても、終わりには冷えています。
因みに、ジャガイモを溶いているようなとっても美味しそうな臭いがします!。
食べたら「そのう」が膨らんで、そのまま寝てしまいます。
一度にあげる量は「そのう」の半分くらいを目安にして小まめにさしました。
フォーミュラでお腹いっぱいになったら、直ぐ大人しくなります。
生後20日目くらいから羽先もしっかり開いてきて、
いつの間にかクチバシにはさし棒が入るくらいまで育っていました。
ほら、こんなに大きく口を空けられます。
それならばと、そろそろ腹持ちの良いご飯に変更しましょう。
さし棒でも、もうご飯がもらえました。
さし棒であげるのは、粟玉をお湯でふやかしたもの。
結構ぐずぐずで大丈夫です。
粟玉だけでも大丈夫ですが、うちではプラスグリーンとエッグフードを一緒に混ぜています。
エッグフードを混ぜる事で、粘りが出るのであげ易いし栄養分も考慮。
そして、雛のうちから「野菜の味も知っておけ」と、パウダーですが緑のビタミンも。
満腹顔の雛たち。因みにこの時点でさし餌の回数は一日2~3回。
前回の記事でもご紹介した「鳥屋さんの手伝い企画」にも連れて行き、
文鳥の雛たちと一緒にさし餌を貰うという貴重な体験もしました。
文鳥たちに影響されたのか、この時はじめて羽をばたつかせ、
フゴのフチまで登れるようになりました。
2日間の出張にも付いて来てくれた雛たち、
おうちに帰ってぬっくぬくでした。
生後25日前後、飛ぶ練習をはじめて、
しっかり掴まり立ちも出来るようになりました。
この時点ですっかり手乗りの十姉妹、里親さんにも可愛がってもらえる事でしょう。
フゴから竹カゴに移動。しっか止まり木に掴まってます。
カゴをあけると直ぐに飛んでくる2羽、さし餌は朝だけの一回。
左の子は両まゆ毛(父の遺伝)、右の子は麻呂まゆ毛、
里親さんのお迎えを待って名前は付けられなかったけど、
うちで産まれ、裸ん坊のヒナからよくここまで成長してくれました。
しっかりと羽も生え揃って、もう一人でも寒くないね。
そして、お迎えの日、旅立ちの時。
両まゆ毛:生後30日目。麻呂まゆ毛:生後32日目。
里親さんが持ってきてくださったキャリーの中でも直ぐに落ち着いて、
2羽は別々のおうちに旅たって行きました。
とても、優しいお二方で、たくさん鳥を飼育されている方々でしたから、
安心して送り出せました。
この一ヶ月間、
自分も忙しかったのだけど、さし餌の時間を癒しタイムに置き換えて、
さし餌の毎にヒナ達にゆとりを貰いました。
一ヶ月なんて短い時間だけど、ヒナ達にも「鳥屋の手伝い」に来てもらったり、
忙しい時は一緒に外出したりして、様々な人に会って可愛がってもらいました。
多分きっと、それはヒナ達にもいい経験だったと思っています。
何より、満たされているのは私の気持ち。
古い時代に人間の都合で作り出された小さな飼い鳥が、
また新しい人の手に渡って、そうやって血を絶やさぬように、
いつまでも共存して…。
鳥の寿命は短いものだけど、人の記憶とか経験の中には「生かす術」が残ります。
そんなこんなで、
私の育て方が必ずしも正しいとは思いませんが、
鳥を育雛される方に少しでもご参考になれば幸いです。
出張!はなぶさ堂。第二段 / ことりやさんのお手伝い
5年ほど前からお世話になっている小鳥専門店「ことりやさん」(西東京市)
2015’12月5日(土)と6日(日)の2日間だけ、
お手伝いをさせて頂く事になったので、
このブログにも度々登場している「ことりやさん」について、
詳しくご紹介させて頂きます。
西東京市の「天神山」という交差点にあるお店、
そんなに広い店舗ではないのですが、
鳥の種類が豊富で、近づくに連れて鳥の鳴き声が聞えて来ます。
入り口に入ると、九官鳥やヨウムがたまに「こんにちわ」と言ってくれます。
店内は、正直言って綺麗とはいえませんが、
定年を過ぎた高齢の店主さん、早朝から鳥たちのお世話をして、
店内の掃除までも1人でこなしていると思うと、
ご高齢にして日々大変な努力が伺えます。
現在はヒナのシーズン真っ盛り!
タイミングがよければヒナのさし餌も見せてもらえます。
インコ類のヒナも豊富に入荷しています。
文鳥の中雛ちゃんたち。つい最近までさし餌を貰っていたので、
カゴに指を近づけると口を開いてくれました。
うちの子たちもこのくらいの時にお迎えして、手乗りに育てました。
セキセイさんたちもいろんな種類が居てお迎えを待って居ます。
カゴから出してもらったまだ幼いコザクラさん、
抱っこも出来るし指にも乗ってきてくれたので、
連れて帰ったら良くなれてくれそうでした、
もうどなたかにお迎えしてもらったかなぁ…。
キソデインコ、たまに何か喋っています。
よく囀るレモンカナリアさん、窓際で客引きをしています。
カナリアも種類豊富で、よく囀るオスがたくさん揃っています。
珍しい色の古代キンカ、何度連れ帰る事を我慢した事か…。
シュバシキンセイチョウや、
コキンチョウや、
コモンチョウなど、たくさんのフィンチも居ます。
ウスユキバトもオスメス仲良くカゴ分けされています。
足元のカゴにはコジュウケイ、その他にも、ニワトリや、ウズラ等の
家禽類も豊富に販売されています。
掲載した写真の他にもテンニンチョウや紅スズメやメジロ等の輸入野鳥や、
海外輸入の中型インコ類もたくさん居るんです。
そんな、西東京市の「ことりやさん」のお手伝い。
出張!はなぶさ堂~鳥てつ~第二段。
※鳥屋の手伝い=「鳥てつ」です。
12月5日、6日の二日間ですが、朝から夕暮れまでお手伝いさせて頂きます!
午前は主にお掃除をお手伝いしますので、お昼頃からのご来店をオススメします。
はなぶさ堂製の鳥缶バッチなども手売りで販売させて頂きますので、
鳥が飼えない環境だけど「ことりやさん」に行って見たい方、
興味はあるけど普段は専門店に入りにくいと思う方、
是非この機会に、「ことりやさん」の鳥たちに会いに来てくださいね。
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2015.12/5(sat)~6(san) 12時頃~夕暮れまで
場所:東京都西東京市中町4-6-4
access:西武池袋線「保谷駅」南口から「天神山」行きのバス「天神山」下車が便利です。※徒歩の場合、保谷駅南口から南へ、ひたすら真っ直ぐ25分ほど歩きます。
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