鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ヒメウズラにとって大切なおはなし

私はこれまでヒメウズラを2羽看取っています。そしてその逆に、人に飼育されないと生きて行けない鳥を産ませるのも、今となっては私の仕事であるわけで…。 だからこそ書き残さなくてはいけない事があると思い、今回はヒメウズラにとって大切なお話を綴ろう…

お引っ越しのおはなし -昭和的小鳥サロンを作る-

2017年夏、人生において大きな分岐点に立ちました。10年間鳥たちと暮らしたマンションの一室、大好きだった部屋と町だったけど、訳あってお引っ越しをすることになりました。 およそ8畳程度の小さなお部屋だったけど、思えば鳥たちの為に色々工夫して棚を作…

キンカチョウ/ペー達のおはなし

猛暑日が続いて大量の汗が出ると共に、身体の中の細かな細胞がどんどん新しいものに入れ替わっていくような気がします。 そんな暑い夏が大好きな「はなぶさ堂」ですが、諸々の事情が重なってブログに関しては久しぶりの更新なので書きたいことがとっても溜ま…

十姉妹 / きなりとむらさきのおはなし

十姉妹にも色々あって、頭が真っ黒な子や、嘴まで斑らな色の子など、十姉妹の場合繁殖が容易なせいか、色の混ざり合った子達もたくさんいます。そして中には文鳥の様なシルバー色の子やクリーム色の子もいます、と言っても十姉妹の場合はお腹や頭や頬などの…

竹かごのおはなし

私はできる限りプラスチック製品を部屋に持ち込まないようにしています。とっても便利な樹脂製品、当然生活の至る所に使われているし、車やPC、携帯端末は然り、洋服やカバンにだって装飾されている時代だから「許せない」とか「絶対ダメ」という風には思わ…

ウスユキバトのおはなし

もしも、一羽の鳥と一緒に生活するなら、「私は“薄雪鳩”と暮らしたい」そんな言葉を何人かの人に伝えた覚えがあります。 薄雪鳩には表現力の柔らかさがあって、いつも穏やかにして鳴き声もまた控えめ、主張の穏やかさにこそ“自分がそうありたい”と言う魅力を…

ヒナたちのおはなし 其の四 ‐シナモン文鳥とクリーム文鳥‐

如月、まだまだ寒い朝に布団が恋しい時期ですが、寒くても朝から鳥たちはよく囀ります。ヒナ達に限っては意外とねぼすけで、畚の蓋を開けた瞬間から朝が始まり、おねだりも始まり…。 そして、寝起きの伸びをする訳では無いけど、ぷるぷるっとお尻を振るヒナ…

ヒナたちのおはなし 其の参 ‐アルビノ文鳥 と ホオグロ文鳥‐

早朝に陽がのぼると鳥たちが起きはじめ、鳥を寝かすために覆った布越しに毎朝の影絵が始まります。11月のある朝の事、この布をもかいくぐってアルビノ文鳥の「ゆき(雪♂)」が何処からか飛び出して来たのです…。私は未だ寝ぼけ眼でうとうとしていたのですが…

ヒナたちのおはなし 其の弐 ‐キンカチョウ‐

冬の寒さも深まり、飼鳥たちにとっては温度の低下に気をつけたい時期ですが、1月も半ばに入って、やっと朝の陽の出の時間が少し早まって来た事が、飼い主にとっては嬉しいこの頃です。だって、朝が早く訪れてくれれば、その分だけ鳥たちに時間を使ってやれる…

ヒナたちのおはなし 其の壱 ‐シルバー文鳥‐

いつの間にやら年が明け、ついに酉年が訪れました。遅ればせながら、今年も細々と更新を続けて行きたいと思っていますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。 さて、はなぶさ堂は昨年末から子育ての真っ最中。と言っても、もちろん人の子ではなくて鳥…