鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と盆栽思考 / 小楢(コナラ)

コナラといえばどんぐりの木です。
日本各地何処にでも多く生えている落葉樹です。

f:id:hanabusa_do:20140119175233j:plain落葉樹といえば葉っぱの散り際がはかなく綺麗なもので、
コナラの葉っぱは真っ紅な色が終わった後、
更に深いチョコレート色に変わります。

若葉が生き生きとした春夏でさえコナラの葉っぱはとても綺麗な緑色なので、
写真で時間を遡ってみると↓。こんな感じです。

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盆栽用の苗から育て始めたのでコナラといっても小さな枝振りの鉢植えですが、
葉が茂る時期にはやはり力強く訴え掛けて来ます。

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↑この写真は昨年の10月頃、葉っぱの先が紅葉を始めて少しずつ赤くなっています。
小さい鉢植えですからどんぐりの実こそ未だ成りませんが、
一緒に育てている「もみじ」や「ハゼ」よりも紅葉が綺麗に思います。

そして寒い冬の時期、本来は春に新葉が芽吹くまで落葉しない種のようですが、
つい先日、風に当てられて全て散ってしまいました…。
しかしそこは落葉樹ですから、
今は土から栄養を吸い上げて春の光合成に向けて力を蓄えているようです。
その土にスズメの鈴木さんも栄養?を落として行くのです…。

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そして、現在はこんな感じの裸ん坊↓ですが、
春に向けてじっくりと見えない成長を遂げていますから、
毎日の観察が欠かせないのです。
だって葉っぱになる部分に小さな新芽が芽吹いたら、その発見が嬉しいですから。

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「早く暖かい春にならないかぁ」私から見えるコナラの心の声ですが、
生きてるものは大半がそう思っていると思います。
皆さんもそうでしょ?

■コナラ / 小楢 (ブナ目ブナ科コナラ属の落葉広葉樹)
「コナラ」の名は、もうひとつの日本の主要なナラであるミズナラの別名であるオオナラ(大楢)と比較してつけられた。
花は4~5月、若葉が広がる時期に咲き、秋に実(どんぐり)が熟す。
落葉樹だが、秋に葉が枯れた時点では葉柄の付け根に離層が形成されないため葉が落ちず、いつまでも茶色の樹冠をみせる。春に新葉が展開する頃枯れた葉の基部の組織で離層が形成されて落葉が起きる。
wikipediaより抽出です)