鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

十姉妹の子育て / 巣立ち編

「十姉妹は生後3ヶ月で大人になる」
ことりやさんのおじさんにそう教えてもらいました。
はなぶさ堂の十姉妹たちはそろそろ満2ヶ月で、まだまだ子供です。

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2~3週間前、壷巣の中でやっと羽の生え揃った子供達は、お腹が空いたら騒ぎ出し、
親鳥になった、じゃく(雀♂)とちょこなん(猪口南♀)が変わり番こに餌を与えていました。
↑写真左下の子は成長が遅くて羽がなかなか生えてきませんでした…。
(↓だと右の子)

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だけど、先に産まれた兄弟達はもう壷巣から出ようと身体を乗り出していました。
落っこちないように気をつけて~、と毎日心配していましたが、
勇気がないのか顔だけ出してなかなか外に出ようとしません。

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ある朝、びくびくなのかワクワクなのか彼らの気持ちはわかりませんが、
ついに!2羽の子供達が巣から飛び出しました!

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後ろの2羽は親鳥、心配そうに子供達を見ています。
そして何気に親鳥はカメラが怖いのですが、子供達はへっちゃら、
「怖い」という事すら未だ解らないくらいだと思います。
止まり木にもしっかりつかまって、羽を伸ばして背伸びをしました。

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数日後、禿げていた子も随分と羽が伸びてきて、
みんな少しずつ外に出られるようになりました。

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みんな身体がしっかりしてきたのでなかなか見分けが難しいのですが、
お父さんのじゃく(雀♂)の隣に並ぶと、あどけなさが良く解ります。
最近は自分達でご飯も食べられるようになりました。

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親に似て豆苗が大好きな子供達、葉っぱの柔らかい部分をひっぱって、
子供同士で分け合って食べます。

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嘴の端っこが未だ白いところもいかにも鳥の子供といった感じです。
写真手前の子は成長の遅かった子です、4羽の中でも一番黒色が多く、
禿げていた事を忘れるくらいですが、
巣の中に居る時には「ハゲちゃん」と声掛けしていたので、
其処から名前を「はぎ(萩)」としました、秋生まれだし…。

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みんなやんちゃなので、なかなか全員並んだ写真を撮るのは難しいのですが、
家族(6羽)揃って一本の止まり木に留まっている事もよくあります。
上の写真は、「はぎ(萩)」以外の3羽、
手前から「あんず(杏)」「あか(茜)」「あお(藍)」と名付けました。

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↑家族写真です。
奥に隠れている控えめな母ちょこなん(猪口南♀)その手前が父じゃく(雀♂)。
手前の4羽が最近の子供達(そろそろ生後2ヶ月)です。
みんな親鳥にそっくりですが、それぞれ個性があって面白いです。

年の瀬、だいぶんと寒くなってきましたが鳥たちにも寒さは禁物、
うちでは小型のオイルヒーターを鳥専用にカゴの傍に置いています。
お陰で自分が寒いのです…。春が待ち遠しいです。

今年も残り僅かです、温かくして良い年を迎えましょう。