鳥と寺社 / 圓乘院:東京都東大和市
円乗院の最寄り駅、武蔵大和駅は都心ではなかなか見られない4両編成の単線電車です。西武遊園地の近くですがほんの数駅だけこの白い電車が走っています。首都圏からすこし外れて森林も多く、電車も森の中を抜けてゆきます。
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ご本尊:如意輪観音さま
最初に会った鳥:ツバメ
都心では見かけなくなったツバメですが、この辺りではあちらこちらで巣を作ってました、円乗院に着くまでの道のりそこいらじゅうを飛び回っていまいした。
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駅から少し歩いて円乗院は坂の途中にありました。
門の近くに寄ると二階部分に大きな鐘がぶら下がっていていましたよ、この門構えはとても珍しいように思います。門の二階部分があるこのどっしりとした佇まいに、ふと芥川龍之介の羅生門を思い出してしまいました。
鐘楼門(梵鐘を懸けた山門)と説明書きがありました、寛延2年(1749年)に建てられたそうです。
阿吽の像も迫力の極みでした。
門を抜けて本堂まで、手水舎や庭木等も趣を感じます。
本堂に続く階段の途中、木々の奥に弘法大師さんを発見、弘法さまひっそりと佇んでいますが、近くまで行くと2~3メートルくらいもの大きさがある立派な像なんです。
本堂を抜けて裏手に回ると、其処から先は里山です、「雑木林の博物館」という看板が立っていましたよ。
ここから先は雑木林ですが、地元の人にとってはちょっとした抜け道の様です、外灯などは無いので夜は相当暗い道になると思いますが、日中は「ホーホケキョ」の声が響き渡って穏やかな森林です。
久しぶりのマイナスイオンに浸っていると、キツツキが木を叩く様な音が聞えてきました!
「キョッ、キョッキョ」聞きなれない鳥の声に辺りを見回すと、一羽の鳥が木々の間を飛びまわってました、何とか撮れた写真が↓。
後からアップにしてみると頭が真っ赤(まるで漫画家のようなベレー帽)でくちばしが黄色、ほっぺにも赤いチークが入った、おそらく「アオゲラ」だったのだと思います。
(もう一枚載せたい写真がるのですが、上手くUPできず…。残念。)
同じキツツキ科の「コゲラ」には石神井公園でも運がよければ会うことが出来ますが、少し離れた同じ都内で「アオゲラ」に遭遇できるとは思っても居ませんでした、冒頭で紹介したツバメ達は都心から離れて行っている様な気がしますが、他の野鳥はまだまだ色んな種類が近くの森にも潜んでいるようです。