鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と出会い(文鳥編)

シナモン文鳥の「飴」は、生後5ヶ月でうちに来ました。

手乗り文鳥とはいえ、鳥を慣らすには餌も自分で食べられないくらいの「雛」から育てればよく慣れるが、生後半年も経った鳥は「手乗り」とはいえ慣らすのは難しいと聞きました。

飴と初めて出会った時には、既に一人餌ができて、飛びかたもおぼえていて、ことりやさんに羽を切られていました。まだ子供の羽なので全身がクリーム色、目の周りと嘴が明るいピンク色のあどけない雰囲気でした。ちなみに後頭部が少し禿げてました…。

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(↑お迎えしたばかりの飴です)

 

文鳥は一年程で成鳥になるそうです、雛の頃に人間に挿し餌で育てられた経験があっても、一人餌になってからカゴの中で放って置かれたら、だんだんと人の手を忘れるそうです。

生後5ヶ月も経っていた飴をお迎えして最初の頃は、不安になるほど何もかも怖がっていたので、本当に「手乗り文鳥」なのかと、ことりやさんへの疑いすら抱きましたが、「文鳥も人間と同じで、始めての場所に慣れるのには時間が掛かるよ」と聞いて、とにかく毎日話しかける事にしました。

 

飴は日に日に、もじもじと何か鳴こうとしたり、簡単ないたずらをしようとしたり、水の入った容器を怖がったり、野菜を怖がったりしながら、一つ一つ「大丈夫」を見付けては、カゴの外に歩み寄って来ました。

 

文鳥それぞれの性格も手伝う様ですが、「飴」の場合は3週間くらいで、自分からカゴを出るようになりました。それまではカゴの出口を開けておいても全く出たがりませんでした。

羽を切られていたせいか、とにかく最初は飛ぶ事がヘタクソでしたが、換羽(とや)のタイミングも手伝って直ぐに飛び回れるようになり、最初に行き着いたのは流し台の上の小棚でした、初めからそこに居たかのような見事な嵌まり具合です。(写真)

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↑このまま30分ほど微動だにせず…。

 

飴を迎えて現在まだ2ヶ月くらいです、最近はカゴを開けた途端に肩に飛び乗ってきます、そして毎晩、私の首と襟の間でぬくぬくするのが最近の飴の日課です。

「今日は何して遊ぶ?」と問いかけては、勝手に名づけた「おうちごっこ」や「テケテケテごっこ」をしています。この謎の”ごっこ”についてはまた別の機会に…。