鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と散歩道 (東京都大田区:東京港野鳥公園)

東京モノレールに乗って羽田空港の幾つか手前「流通センター駅」。
このあたりは埋立地を活用した広い敷地の企業や工場があり、
人工的に開拓された故でしょうか?人通りが少ない割りに車が多いところです。

きっと7年後の東京オリンピックで近隣は様変わりするのだろうなぁと思いつつ、
駅から徒歩でぽてぽてと向かった先は「東京港野鳥公園」です。

以前から興味があったのですが、訳あって閉園1時間前に飛び込みました。

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園内のネイチャーセンターは、広い園の海側にあります。
天空の城?を思わせる緑に囲まれた建物でした、
館内の大きな窓は、海側に向いていて干潟が観察できる様になっていました。
夕刻の干潟では「カワウ」の群れが水面から突き出した棒の上で、
毛づくろいをして居ましたよ。

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ネイチャーセンターの中では、野鳥に関する資料や催しをやっているようです、
閉園間際と言う事もあって、あんまりゆっくりできませんでしたが、
親切なボランティアスタッフの方が色々と教えてくれましたよ。


ネイチャーセンターの先に観察小屋が2つあると教えてもらい、
急ぎ足で行ってみると、山小屋の様な建物が水辺に沿って建っていました、
細長い窓から外を覗ける作りの観察小屋になっていて、
そこには野鳥観察に必須の「フィールドスコープ」も完備されていました。
朝早くから来れば色々な野鳥達が観察できるのだろうなぁと思いながら、
この時は木々の先っちょにわんさと留まる「カワウ」の大群に遭遇しました…(汗)。

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木の枝と共に風に揺られている沢山のカワウが、
羽を動かしている光景を見て思い出したのは、
松本零士の漫画に出てくる首の長い黒い鳥(ハーロックの肩に乗っている鳥さん…。なんて名前だったろうか?。鉄郎が「鳥さん」と言っていたような…?)、
そんな事を思いつつ、
少し離れた沖に目をやると、そこには美しいチュウサギでしょうか?
次いで思うと、メーテルかエメラルダスか、
そんな細い線の印象を受ける綺麗な白い鷺が居りましたよ。

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そして、観察小屋を出たところ、流石は海に面しているだけあって、
地面には軽快な足取りの「カニ」が横断していましたよ!。

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園の南側ブロックは、淡水生物の観察園になっていて、
植物の栽培等もしているようでしたが、こちらにも野鳥観察小屋があります。
観察小屋からは海ではなくて森林と淡水池が見渡せるようになっていました。

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3号観察小屋の入り口です。
中に入るとやはりフィールドスコープがあって、
運よくアオサギを見る事が出来ましたがカメラを構えた途端に飛び立ってしまいました…。

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南側では、鳥だけでなく畑の植物や、昆虫なんかも観察できます。

諦め切れずに野鳥を求めて木々の隙間を絶え間なく探していると、
「わさわさっ」と何か動く影が見えました、慌ててカメラを構えると↓。

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撮影距離の短い望遠レンズで捕獲したのは茶色と白のしましま?
ムクドリでもないし?ヒヨドリでもないし???

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えー、また猫ですかー(驚)。しかもこっち見てます…。
前々回の「閻魔さまの遣いの黒猫」といい、今回もシメは猫でしたよ(汗)。

それにしても、結構高い木の上に、そして近隣には民家やお店も無いというのに、この子、野生でしょうか?
広い園の中に住み着いて居るのでしょうか?
それでも、閉園間際の短い時間で、
この子とも遭遇できて、猫とのご縁にも感謝です!

次回はもっと早めの時間から、
一日掛けて遊びに行きたい「東京港野鳥公園」散歩でした。

東京港野鳥公園
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