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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と生態系

「さくら」が散った後は、春が早足になるのです。

睡蓮鉢のビオトープでは、ウォーターマッシュルームが大繁殖です。

 

昨年の夏、3匹の金魚を入れてビオトープを作りました、生態系が整って微生物も発生して、金魚は餌要らずになり、何処にくっ着いてきたのか、小さな巻き貝たちまで発生しました。寒くなって、金魚の動きが鈍くなった頃、ウォーターマッシュルームが冬の間もしたたかに増え続け、所狭しと根と葉を伸ばし、傘の様な形の葉っぱは、水面を覆い尽し巨大なブロッコリーか、或いは天空の城ラピュタのような立派なコロニーと化していました…。
外来種は強いのです…。 

 

そして春。 

ビオトープの創世主”としては、生態系の環を整えるべく、マッシュルームを刈り取ることにしました。神のいかづち剪定ばさみが飛来します。

(写真:根っこから斬ってやった)

 

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 マッシュルームの葉っぱが覆い隠していた水面にまず顔をあらわしたのは、夏に一緒に育てていた「蚊張吊」(カヤツリ)という水生植物でした、春の新芽を出していました。

程よくマッシュルームを株分けして、根っ子が伸び過ぎないように小さな素焼きの鉢に植え替えてから、再び睡蓮鉢に”ぽちゃり”。

すると、なにやら朱色の物体が浮いてきましたよ。

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お察しの通り、朱色は金魚です。

※右の鉢が「カヤツリ」夏になるとすらっと伸びて蚊帳を吊った様な形の白い花を咲かせます。

 

3匹居た金魚の中でも、特徴があって、尻尾が三股に割れている子、夏に「サンバン」と名付けた小赤(の掛け合い?)金魚が、冬を越しをしたのです。微笑ましいですよ。 

暫く残りの2匹も待ってみましたが、背中に黒ポツのあった「イチバン」と、特徴無しの「ニバン」は、生態系の環の中で他の動植物達の栄養に変わってしまった様です。もちろん「サンバン」にとっての栄養にも…。

 

毎朝、「燕」「雀」「飴」の散らかした食べ殻を、箒でベランダにはき出します。

そのお陰か、ベランダにはスズメがたくさん集まって来るのです、スズメ達は家族で遊びに来るので、「鈴木さん」と呼んでいます。今朝は水面が見える様になったビオトープから器用に水を飲んでましたよ。

生態系の循環する小さな世界だけど、もう少し体の大きな鳥にとってはひと時の憩いの場でもあるようです。

個人的に「ビオトープ」て何となく「ユートピア」的な響きに聞こえていたのだけど、鳥にも人にも、そしておそらく虫とかにも楽園かも知れないなぁと、勝手な解釈をして本日はおしまい。