鳥と生活 / 人間の事情と鳥の事情 其の壱 ~ヒメウズラの事情~
さて、どこから綴れば良いものやら…。
実に5ヶ月もブログ更新をサボりました…。
ともあれ、はなぶさ堂は元気にしていて、鳥たちもみんな元気です。
instagramやTwitterでは随時紹介しているのですが、いろんな方からブログを書いて欲しいという応援の声をコメントやメールで寄せていただき、これからはもう少しブログにも時間を割こうと思い始めたこの頃で御座います。
拙い文章しか書けませんけど、あたたかく見守ってくださる方々に、鳥たちを通じてめぐり合えた事に本当に感謝しています。
ご挨拶はそこそこにして、5月に書いたヒメウズラたちの事からお話の続きをはじめようかと思います。
足を親鳥に突かれて指は殆ど欠損、そして右足は曲がってしまって、まともに歩く事も立つ事もできないヒメウズラの「あんよ(杏世♀)」。
とっても元気にしていて、10月に入ってから始めて卵を産みました。
あんよ♀が卵を産む時は、力尽きる時だろうと正直思っていました。
だけど、あんよ♀は強い子!普通のヒメウズラなら2ヶ月ちょっとで卵も産み始めるのですが、3月に産まれ7ヶ月掛けてやっと大人になりました。
最近は2日に一個位のペースで産むのですが、軟卵を落としたりと少し心配もあります…。
でも、あんよ♀はリスクを跳ね除けるように、毎朝大きな声で飼い主を起してくれます。
それに釣られて、お兄ちゃんの「うい(憂♂)」が雄叫びを上げ、ついでにお父さんの「うりの(瓜乃♂)」も…。
我が家のヒメウズラは目覚まし時計と化しております…。
あんよ♀のお兄ちゃん、この子も足を少し欠損してしまって、結局貰い手はなかったので「うい(憂♂)」という名を与えました。
父「うりの」にそっくりで、ついつい「うり」と呼んでしまうので、間違ってもあんまり解らないように「うい」。
変な格好をしているけど、手の平でくつろいぐ「うい(憂♂)」ちゃん。
毎日元気に走り回っています!。
そして次女は里親さんに貰われ、現在は新しい家族の下で子育てに奮闘中だそうです。
関東から遠く離れ、遠方に旅立ったこの子は「ちまき」という名を貰って、とても可愛がってもらっています。
SNSのお陰で元気にしている「ちまき」を見ることが出来てとても嬉しいです。
最後は長女、ふてくされ顔をしてるけど、砂浴びをしたら眠くなっちゃったみたい…。
とってもチャーミングなシルバー女子です。
この子は里子に出そうと思っていた矢先に、頭を大怪我してしまって血まみれに…、頭に大きな大きな瘡蓋を作ってしまって、一時は落鳥するのではないかと慌てました…。でも現在は綺麗に回復して結局そのまま“はなぶさ堂”に留まりました。
名前は「わさ(和佐♀)」といいます。
帰宅の度に誰よりも激しく「抱っこしてアピール」をする「わさ」、耳の後ろをこちょこちょされるのが大好きなんです。
さあ、ここまでが“はなぶさ堂”で産まれたヒメウズラ達のお話の続きでした…。
貰い手があるかと思って名前を付けてなかった子達も、今は家族の一員です。
しかし、ヒメウズラだけでこのボリューム…。
その後も空白の5ヶ月間“はなぶさ堂”には日々鳥たちとの暮らしのお話が続くのです。
今回は数回に分けてお話させてくださいね、読む方も疲れちゃうでしょうから…。
最後に少しだけ、次回は「錦花鳥」のお話をしようと思います。
ほやほやのヒナ毛、いったい誰の赤ちゃんか知ら?
ぷくっとふくれたこの子はだぁれだ?
お話の続きはまた今度。
これでブログを書かなきゃいけない理由も出来ました(笑)。
鳥と生活 / 足を怪我したヒメウズラ達
前回紹介したヒメウズラの赤ちゃんたちのその後のお話です。
実は、前回の記事を書いてから母親のうずまきさんが換羽に入り、
突然苛立って、子供達を突き始めてしまったんです…。
ヒメウズラの子育てなんてネットでもあんまり書かれていないので、これも、経験しないと解らない事と自分の勉強不足を反省しつつ、子供達を親元から離して、別居させる事になりました。
朝は、お布団の上で日向ぼっこ。
小さいうちは従順でみんなころころしています。
だけど、実はみんな幼くして親鳥に足をたくさん突かれてしまって、
上手く歩けなかったのです…。
何日か経って少し成長した頃、一番上の子は足の怪我は少なかったものの、
片足の親指の爪を失いました。
2番目の子も同じように足の爪の一部を失いました。
3番目の子、左足が特に悪くて指先が曲がってしました…。
末っ子。お見せするにも少々辛い画像ではありますけど、
両足が悪くて、親指と前指を何本か失ってしまいました…。
末っ子は立つのもやっとで、満足に歩けない状態でしたが、
3番目の子といつも一緒にくっ付いていました。
バンブルフットや欠損等、足の悪い鳥は世の中にはたくさん居るので、
足が悪くても命に関わる状態ではないと考えて、毎日この子達の健康状態をチェックしました。
健康チェックは末っ子以外の3羽、同時に保定して足の状態を見てやりました。
3羽ともじっと良い子にして、足のチェックが終わったら頭をちょんちょんちょんしてあげます。
大きくなってくると流石に3羽同時はできないけど、
2羽は親指の爪が無いものの、問題なく歩き回ります。
とっても元気に成長しました。
3番目の子(写真右)と末っ子(写真真ん中)は足の怪我のせいか成長が遅くて、
特に末っ子はまともに歩くこともできないため、1人部屋に移動しました。
常に右足が伸び切った状態で指も欠損してしまったけど、傷口は治って元気に成長を続けています。
この子は貰い手も付かないでしょうから「アンヨ」という名前を付けました。
他の3羽も仲良く育って毎日たくさん食べて走り回っています。
そして、現在生後2ヶ月ほど、綺麗に大人の羽が生え揃っています。
一番上の子、赤ちゃんの時はまっ黄色だったけど、
現在はシルバーともシナモンとも言えない様な、
何とも綺麗な色に成長しました。多分女の子だと思います。
2番目の子、赤ちゃんの時はうり坊、成長してもウリ羽のままとても綺麗、
この子もたぶん女の子です。
3番目の子、お父さんそっくりのカラーに成長。
足は悪いけどどこまでも走り回ります、やんちゃな所までお父さんにそっくりです。
確実に男の子ですね…。
そして最後は末っ子のアンヨ。
足が曲がってしまってまともに歩けないので、生活にもリスクが大きく、まだ大人の羽も生え揃わないでいます。
もともと飛ぶことを忘れたウズラから、足を奪ってしまうと、生活の幅も視野も少なくなってしまい、ご飯を食べることや水を飲むことだけでも大変だと思います。
だけど、この子は一生懸命に生きていて、毎日元気に呼び鳴きをしています。
そんな、アンヨは綺麗な白姫!うちの自慢の子です!
ノーマルのオスとシナモンから産まれた子たち、
こんなに色とりどり個性が出るとは思いませんでした。
怪我のリスクはあってもみんなカワイイので、
アンヨ以外の3羽も貰い手が付かなかった時には名前を付けてやろうと思っています。
ヒメウズラの抱卵は珍しいと聞いて、
その後も親鳥任せにしてしまった結果、親鳥に攻撃された子達、
大概の鳥は巣立ちを促す為に親鳥が厳しくしますけど、
読んでくださっている皆さんの中で、もし、私と同じような環境でヒメウズラが自分で卵を孵したら、できるだけ早めに親鳥から離して飼育することをオススメします。
鳥と生活 / ヒメウズラの子育て
何で読んだのか忘れてしまいましたが、
ヒメウズラなどの家禽類には、「進化の過程で抱卵の本能が欠けてしまっている」と言う記事を読んだことがあります。
それが正しいかは解りませんが、ニワトリも然り、人が食用に卵を取れるように進化した家禽類、ウズラもやはり産み落とした卵が孵化するまで抱続ける子は珍しいと聞いていたので、たまに抱卵を始めてもどうせ直ぐやめるだろうと思っていました。
うずまきさん♀も、たまに無性卵を産んでは気まぐれに抱きかかえて、三日坊主ばかりだったのだけど、今回はあんまり大事そうにしているものだから、暫く見守ってやる事にしました。
上から見ると、羽をまあるく囲って、まるで円盤のようにお腹をペタンコにしています。
飼育に使っている「広葉樹のマット」を上手にかき集めては、まあるく巣を作ってそのうえでじっとしています。
お腹の下がどうなっているかというとこんな感じ↑。
ずっと抱っこしている訳にも行かないので、ご飯の時やお水の時、あと「うずまきさん♀」の場合はたまに“抱っこしてアピール”なんかもあったので、そんな時は頭を撫でてやりました。
そうそう、卵は全部で7つ抱いていましたけど、卵を産む前の放鳥の時に一度だけ交尾をしているのを見かけたので、この中には1つだけ有精卵があるだろうと、飼い主もそれを密かに期待していました。
そしてなんと、抱卵すること約2週間くらいだったかな?。
小さなヒナが生まれたんです!
そのうえ、ヒナは一羽だけではありませんでした。
孵った卵の殻は全部で四個。
意外と殻も厚くて、小さな恐竜でも産まれたのではないかと思うような雰囲気です。
はい、産まれた子達は全部で四羽。
一回しか交尾は見ていなかったけど一回の交尾で有精卵がいくつか出来るのかぁ?
小さなヒナたちは、カゴの中に手を差し伸べると、お母さんのお腹と間違えて手の下に潜ってきます。
黄色い子が2羽、上の子は少し茶色身掛かっているのでシナモンかなぁ?
手前の子は今のところクセの無い黄色、白姫のヒナがこんな感じだけど、シナモンとノーマルを掛けた子なので、親に白姫の遺伝子があったら真っ白になるかもしれませんね…。
こちらは父親似のうり坊ちゃん。
大人になったらクチバシが黒くなって羽色も全然違う模様になるのだけど、小さいうちはクチバシがピンク色で本当にかわいいです。
みんなでお豆腐の時間。
ヒメウズラはさし餌が要らないので、産まれて直ぐから自分でご飯を食べ始めます。
小さなうちは温度管理が重要だけど、うずまきさん♀がお腹の下で抱っこしてくれるので、今回は手間が掛からなくてとても気楽です。
因みに、お父さんもちゃんと居ますけど、盛りがついているので抱卵中も別のカゴで、否むしろ、抱卵の時に他の女の子のお尻を追い掛け回しているので、毎日飼い主が強制的にポケットに収容…、そうじゃない時はキンカチョウの環♀と遊びまわっています…。
遊び人の父ちゃんなのです…。
現在生後3日、まさか産まれるとは思っても見なかったので、幸せそうな家族の1コマに飼い主もとっても癒されております。
冒頭にも書いたとおり、ヒメウズラは人工孵化で孵すものと思っていましたけど、孵卵機がなくても親鳥が自分で孵す事も出来るんだなぁとオドロキました。
うずまきさん♀とは一年半ほど一緒に暮らしていますけど、ヒナから育てたうずまきさん♀がお母さんになった瞬間、とっても大きな事を教わった気がして「ありがとう」の気持ちが込み上げてきたら、笑顔なのに少しだけ涙がこぼれました…。
■↓色んなウズラ飼いさんのブログが紹介されています。
■instagramやtwitterでも最新のヒナの写真を公開しております。
www.instagram.com
鳥と生活 / 保定と爪切り
小鳥の爪を切る。
私自身も数年前に詳しい方のブログ記事に助けられた事を思い出して、
今回は小鳥の爪切りのお話を書いてみようと思います。
アルビノ文鳥の「ゆき(雪♂)」シナモン文鳥の「あめ(飴♂)」。
この二人に協力をお願いしました。
前回爪を切ったのは2ヶ月くらい前だったと思いますが、
ゆきちゃん♂の爪は随分伸びていて、頭に乗っかられると爪がちくちくしていました。
ちょっと伸びすぎ…。
当然、飴♂の爪も前回同じタイミングで切っているのですが、
あんまり伸びていないようです…。
換羽だったから爪より他のところに栄養が回ったのかなぁ…?
さて、自己流ですが私が爪切りの時に使うものは、お線香と人間用の爪切り。
ペット用の爪切りやニッパーを用意するのも良いと思いますけど、
爪切りだと刃の開いている幅が狭いので、意外と切りやすいのです。
先ずは、鳥を大事に保定してやれる事が必要です。
慣れている鳥でも爪切りは嫌がる子が多いので、
保定の仕方はとっても重要です。
人差し指と中指で首をしっかり固定してあげる保定方法が、
私流の爪切りには欠かせない方法です。
人差し指と中指で首を支える事によって、
親指と薬指・小指が使えるので、あいてる指で足を持ってやるようにします。
こういう保定の方法が一見して鳥には優しく見えますけど、
足を持ってやれないので爪切りの際にはNGです。
このようにして、力を入れすぎないように足を持ってやるのですが、
鳥からしてみれば自由が利かない事ですのでとっても暴れます…。
それでも、しっかり保定して足さえ持ってやれれば、少し落ち着いてくれます。
保定をする手は利き手の方が良いと思います、
自分の爪を切る時にも利き手の爪は逆の手で切りますから、
人間用の爪切りがやはり使いやすいです。
しかし、どうしても、失敗をしてしまう事もあります。
爪の中を通る赤い血管まで届かないところを切るのですが、
ほんの少し深く切るだけで血が出ることもあります。
上の写真は少し出血があったので、爪の先に線香を押し当てたところです。
爪が少し溶けて髪の毛を焦がした様な臭いがしますが、止血出来れば大丈夫です。
極端に深く切ってしまい血が止まらない時は、
死に至ることもありますので、病院の事も想定にいれて慎重に切ります。
因みに、ほんの数ミリの小さな爪を切るので器用さは必要です。
鳥獣店や病院では結構短く切ってくれますけど、当然、止血剤等の用意があります。
自分で切る時はあんまり深く切らない方が、切った後に鳥も違和感なく過ごせます。
爪を切ってもらった「あめ(飴♂)」と「ゆき(雪♂)」。
保定されたので少し怒ってます…。
でも、数分したらまた肩に乗ってきます。
二羽とも爪切りをがんばってくれたので、今日は特別なおやつでもあげようかなぁ(笑)。
ついでに他の子達の爪の事もご紹介。
ウスユキバトの「おすみさん(墨)」も文鳥と同じ前三本後ろ一本。
良く地面を歩くせいか?爪はあんまり伸びないので未だ切った事はありません。
グレーの羽にピンク色の足がホントに可愛らしいのです。
こちらはジュウシマツの「りん(鈴♀)」の爪。
クチバシと同じく足の色も斑です、黒色の爪と透明の爪が混ざって生えてきます。
因みにジュウシマツはたくさん居ますけど、爪は一度も切った事がありません。
文鳥ほど骨格が強く無いせいか、自然と爪が研げている様に思います。
キンカチョウの「たまき(環♀)」の爪。
足はクチバシと同じオレンジ色、ジュウシマツと同様に自然と研げていますけど、
固体により伸び方の激しい子は切ってあげています。
最後はヒメウズラの「ちよまる(千代丸♀)」の爪。
やはり地面を歩いているせいか、殆ど爪は伸びないです。
固体によって爪の色が違いますが、クチバシの黒い子はだいたい爪も黒いです。
千代丸はクチバシと同じく爪もピンク色掛かっています。
以前にフカフカの絨毯の上で生活しているヒメウズラの爪が、
とんでもなく伸びているのを見たことがあります。
鳥たちは、生活環境や体調によって爪の伸び方も違いますし、
爪が伸びている事で予期しない事故に会う事もあります。
今回は「はなぶさ堂」なりの“鳥の爪切り”の事を書いてみました。
だけど、なにもチャレンジをする必要はありません、
2人居れば保定する人と切る人を分けることも出来るし、
鳥の事を思えばタオルを巻いて目隠ししてやる方法もあります。
やっぱり鳥屋さんや獣医さんに切ってもらえるならば、
それが一番かも知れませんね…。
方法はどうあれ、細かなところまで見てやれる飼育者でありたいです。
こんな記事でもどなたかの参考になれたら嬉しいですけど、あくまで体験談ですので正解ではありません。
今は忘れてしまったけれど、昔に参考にさせて頂いたブログの著者さんに感謝。
★↓文鳥飼いさんたちの色んなブログが紹介されています!
はなぶさ堂のwebstore 「-cotorikatta-コトリカッタ」
みなさまの応援あって、この度小鳥グッズのwebstoreをオープンしました!
鳥を飼いたい、飼っている、飼えない環境だけど小鳥と一緒に居たい、
そんな気持ちを込めて「cotorikatta/コトリカッタ」という名前をつけました。
コトリカッタのロゴマークは十姉妹。
地味だけど、茶斑が愛らしい「りん(鈴)ちゃん♀」にモデルをお願いしました。
この子がロゴのモデルになった「りん(鈴♀)」。
うちで生まれた9羽のこの中でも、一羽だけ独特の雰囲気がある子です。
9羽一緒のカゴにいた頃の写真。
さて、「りん(鈴♀)」はどこでしょう?
みんな似ているので飼い主にしかわからないかな?
ヒントはホッペの斑模様…。
さて、どこでしょう?
ヒントは背中向き。
さてさて、どこでしょうっ?
って、ここだよっっっっ!「りん(鈴♀)」おこ…(汗)。
そんな「りん(鈴♀)」に新商品のマグカップの商品撮影にも参加してもらいました。
どこまでも、飼い主思いの良い子です…。
小鳥のマグカップ第一弾は「文鳥」or「ジュウシマツ」の絵柄の2種類。
¥1400+税(¥1512)で販売しております。
その他にも、cotorikattaオリジナルの十姉妹絵柄のグッズや、
文鳥デザインのグッズや、
ヒメウズラをあしらったデザイングッズも取り揃えました。
オープンも早々に、SNSからもみなさまからの暖かいお声を頂いて、
これからもいろんなグッズや鳥の種類も増やして行こうと思っております。
まだまだ、駆け出しのwebstoreですが、
鳥たちと一緒に少しずつ成長して行けたらうれしいです。
さて、そんなこんなで、十姉妹の「りん(鈴♀)」が看板娘を務めるwebstore、
「-cotorikatta-コトリカッタ」へ、是非みさなまお立ち寄り下さいませ。
ボロボロのキンカチョウ / たまき(環♀)のその後。
1月の半ばに引き取ったキンカチョウの「たまき(環♀)」。
羽がボロボロになるまで、同じカゴの子達に虐められていた子でした…。
はなぶさ堂に来たばかりのたまき♀。
尾脂線丸出し、風切羽や尾羽は殆ど無くて、
主翼に隠れている背中の羽も殆ど引っこ抜かれていました。
一羽での生活環境を整えてから数日で短い尾羽が伸びてきました。
飲み水にはビタミン剤を混ぜてやって、
その他は十姉妹や文鳥たちと変わらないご飯を与えて、
15日くらい経ってから、キンカチョウの特徴であるシマシマの羽も少し見えてきました。
1ヵ月弱で尾羽は伸びましたが、やはり突かれていた名残からか、
ひん曲がった羽も混ざって伸びています。
だけど、これだけ伸びたらおしりはあったかいね!。
背中(主翼の下)もボサボサですが大分フカフカとしてきました。
風切羽はやっぱり一度抜かないと、生え変わらないようです…。
右側の風切も殆ど途中から折れてしまっています。
折れている所を全て抜いてやる訳にも行かないので、
左右一本づつ抜いてやって、新しい羽が伸びるのを待っています。
換羽が来てくれると良いのだけど…。
それでも、まあ、最初よりかは随分綺麗になってきました。
首周りも最初は薄かったのだけど、最近はクチバシを羽に刺して寝るくらいは出来る様になりました。
健康診断のあとは自由に遊ばせています。
風切羽が折れているので、高いところは飛べない「たまき(環♀)」。
それでもがんばって50cm程度の高さには飛ぼうとしています。
懸命に網戸に捕まってまるで蝉みたいですけど、
ここからまた地面に飛び降りるを繰り返しては、飛ぶ練習をしているのです。
つくづく「たまき(環♀)」は自分の力でがんばる子だなぁと関心してしまいます。
相変わらず、ヒメウズラの「うりの(瓜乃♂)」は「たまき(環♀)」の面倒を良く見てくれます。
二人の仲良しにはいつも元気を貰います。
荒鳥だった「たまき(環♀)」は当然自分から人に近寄ってきたりしないのですが、
健康診断の為に捕まえて身体を触ってやっているうちに、
たまにこうして手の中で眠ってくれたりもします。
「うりの(瓜乃♂)」は良く慣れているので、手や洋服のポケットが大好きですが、
「たまき(環♀)」も「うりの(瓜乃♂)」が居ると特に安心のご様子です。
もしかして「たまき(環♀)」は自分の事をヒメウズラだと思っているのではないか知らと思う今日この頃…。
最初は尾羽が無くてヒヨコみたいな見た目だった「たまき(環♀)」、
まだ上手に飛ぶ事は出来ない「たまき(環♀)」だけど、
自分自身の力で羽ばたきながら、その日その日の“新しい”をいつも探しています。
鳥と生活 / ツボ巣と十姉妹のシッポ
寒い季節ですが、日中の陽射しが暖かいこの頃、
十姉妹達がとても元気です!
以前に古物屋さんで購入したお家型の竹カゴ、
この物件には現在は3羽の十姉妹が同居しています。
十姉妹はうちで産まれた子が多いので、
近親交配を避けるために兄弟のオスメスを分けて、
オスは3羽を同居させています。
ところで、これ↓何だと思いますか?。
実はこれ、3羽がボロボロに壊したツボ巣なんです。
中の居心地はまあまあ悪くないようです…。
乗っかり心地もまあまあ悪く無いようです…。
しかし、上から見ると中が丸見えなので、いい加減寒そうです…。
因みにボロボロになったのは某メーカーの「巣草付き」のツボ巣です。
悪く書いているのでメーカー名は伏せますが、
ホームセンターやShopでも良く見かけるメーカーのものです。
一ヶ月も使っていないのに、十姉妹程度の力でこんなにボロボロになってしまいました…、当然カゴまわりも藁クズだらけに散らかりました…(汗)。
消耗品とはいえ、とてもオススメできません…。
卵を産んだ時には確実に持ちこたえられないものと思いました。
こちらは別メーカーのツボ巣。(モデル鳥は「ちょこなん・猪口南♀」)
これは竹カゴも作っているKAWAIさんの「あったかお宿」という商品です。
そこそこ信頼が置けるツボ巣で、
小鳥飼いの殆どの方がこれを使っているかと思います。
少しクチバシの強い文鳥なら数ヶ月掛けて破壊する子も居ますけど、
それだけ持てば消耗品として充分。糞等でも汚れがたまりますからね…。
私のお墨付きはこちらの紐付きのツボ巣、
文鳥の「あめ(飴♂)」は結構な噛み癖があるので、
KAWAIさんのツボ巣でさえもボロボロにしてしまいますが、
このツボ巣は気に入っているみたいです。
シンプルなので飼い主もとても気に入っています!
因みに、メーカー不明、袋にも何にも書いていないのだけど、
とても作りが良いので職人さんが作っているのかな?
鳥獣店さん等でたまに仕入れているところがあるので、
見つけたら購入しています。
さてさて、そんなボロボロなツボ巣で暫く寒い思いをしていた3羽。
これが効を奏したか、最近3羽とも尾羽がとても綺麗なのです!。
先ずは「はぎ(萩♂)」。
この子の尾羽の特徴は中央と左端が黒いという事、
不揃いではあるものの、充分健康な状態かと思います。
兄弟そっくりですが、この子は「いちじく(九♂)」。
尾羽がシュッとしていると十姉妹らしさが引き立ちます!。
この子の尾羽の特徴は、両サイドが黒い羽。
もう少し伸びそうだけど、つやつやしていてまあまあ綺麗です。
最後は長男の「あか(茜♂)」。
いつもやんちゃだけど抱っこすると大人しくて助かります。
尾羽はこんな感じ、真っ白で綺麗な剣尾がキラキラしています。
十姉妹は体も小さくて、羽もそれ程強くないので、
換羽のタイミングや生活環境次第で、尾羽がちょちょ切れてしまう事もあります。
だからといって、ボロボロのツボ巣が良いという紹介ではないですよ…(汗)。
ツボ巣のサイズや中に入る鳥の数も大切な飼育の知識だと思います。
うちの子たちは、品評会なんかには無縁の単なる並十姉妹ですけど、
小さな小さな身体で綺麗な尾羽を作っています。
ボロボロにしたツボ巣は、その分たくさん遊んだのだと考えて、
みんな健康で居てくれることが一番だ!と、
飼い主も元気を分けてもらう、オス組み十姉妹達のお話でした。
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はなぶさ堂 製 LINEスタンプ第2弾!「ぶんちょっ!」発売開始。
十姉妹スタンプに続き、文鳥を描いたLINEスタンプが本日発売されました!
桜文鳥・白文鳥・シナモン・シルバー・クリーム・ライトシルバー・アルビノなどの種類を織り交ぜて、40種の文鳥イラストが楽しいスタンプに仕上がりました!
最初は、はなぶさ堂の文鳥たちをモデルにして描いていたのですが、
「あめ(飴♂)」と「ゆき(雪♂)」だけでは、
シナモンとアルビノのイメージしか湧かなかったので、
西東京市の「ことりやさん」東武練馬の「ペットショップアイランド」さんにお願いして、参考にする文鳥たちの写真を撮らせて頂きました。
ご協力感謝致します。
instagramにポストしている、
いつも眠たい「あめ(飴♂)」がモデルのスタンプや、
#かしこまり文鳥 のスタンプも描いてみました。
その他にも、日常に使い勝手の良さそうな言葉を添えて、
文鳥たちが楽しく会話をしてくれます!
詳しくはLINE STOREにて紹介されています、
是非、みなさん使ってみてくださいね。
詳細とご購入は「LINE STORE」にて↓。
文鳥ブログがたくさん紹介されています!。
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鳥と生活 / 床ぐらしのキンカチョウ
先日お迎えした、キンカチョウの「たまき(環♀)」、
羽がボロボロで飛べないので、生活は“床ぐらし”が主です。
たまに飛び上がってもせいぜい50センチくらいの飛躍…。
ガゴの縁を梯子代わりに高いところに登ろうとはするけれど、
最近は床の方が楽しいみたいです。
ちょこまかと床を跳ね回る「たまき(環♀)」。
尾羽が無いのでヒヨコみたいです…。
陽が当たるうちは日光浴にもなるので床で自由にさせています。
そんな「たまき(環♀)」最近友達を作りましたよ。
「やあ、こんにちは」
ヒメウズラの「うりの(瓜乃♂)」不思議と慌てる事も突く事もなく、
チビスケの「たまき(環♀)」とご対面。
「やあ、はじめまして」
ウスユキバトの「おすみさん(墨)」種類は違うけど、
何か話しかけている様にも見えるところが微笑ましいです。
そんな、二人の後ろを駆け足で通り過ぎるヒメウズラ「うずまきさん(渦巻♀)」
「ちょっとごめんよ~」って、実は仲間に入りたいのじゃないか知ら…。
特に仲が良いのはこの3羽。
不思議とケンカもせずに仲良く日向ぼっこをしています。
驚いてしまうのは、「たまき(環♀)」が来てから、
彼女を媒介にしてほかの子たちが集まってくることです。
以前の環境では他の種類の鳥たちに虐められていたけど、
ここでは「たまき(環♀)」が輪の中心。
眠そうな「うりの(瓜乃♂)」の前に立つ「たまき(環♀)」。
毛繕いをお願いしています(笑)。
嫌がることなく首まわりを掻いてあげるヒメウズラ「うりの(瓜乃♂)」。
こんな光景がたまに見れて、ほっこりと一安心の今日この頃です。
見た目も身体の大きさも違うというのに、こんな風に仲良くできるものなんですね。
前の環境では虐められてボロボロになっていた「たまき(環♀)」だけど、
新しい環境に人見知りしないで、積極的に自分から話しかけて、
そんな前向きな姿勢に人間の私も背中を押されます。
虐められていた事も、飛べない事も、
全てこの小さな身体で抱え込んでいるキンカチョウ。
寂しいこともあるけれど「たまき(環♀)」は今日も元気です!。
はなぶさ堂 製 「十姉妹のLINEスタンプ!」。
十姉妹ファンのみなさま!お待たせしました!
本日2016.1.27、はなぶさ堂製LINEスタンプが発売されました。
第一弾は「じゅうしまちゅ!」はなぶさ堂の十姉妹達をモデルにして、
40点のイラストを書き下ろしましたよ。
私と同じ十姉妹ファンの皆さんのご希望に添えるイラストが描けていると良いのですが…。
作成しつつ、他の十姉妹スタンプを探したのですけど、
十姉妹に特化したしたスタンプは他に見つかりませんでした…、
LINE初の十姉妹スタンプ!だったら良いな…。
おもしろかわいい仕上がりになりましたので、
是非みなさんご活用下さい!
ご購入は「LINE STORE」にて↓。