鳥と寺社 / 不忍池と弁天さま (東京都台東区)
上野公園、バルテュス展を見に行ったのだけど、
休館日にあったてしまい、それならばと“鳥”散歩へ。
不忍池・弁天堂、少し早めの「カキ氷屋台」にワクワクしながら、
先ずはお参りを。
ビル街に囲まれた不忍池、弁天さまは池の真ん中でハスの群生に囲まれています。
見渡す限りの「蓮(ハス)」増えすぎのようにも見えますが、
ここまで水面を覆うなんてお見事です。夏には綺麗な花が咲くのだろうなぁ…。
池の端の朽ちた木、元々柵か何かだったのかなぁ?
天然の盆栽が、私はこういうしたたかなのが大好きです。
蓮池付近ではハトやスズメがたくさん、都会のスズメは人との距離が近いです。
一番高いところ、何とも勇ましいその遠くを見る目。
水かきのついた足がチラッと見えました。
スズメ隊長!こちらも勇ましく。
お寺や神社の建物に鳥というのはつくづく似合うものだなぁと…。
「はい、それでは授業を始めます!」スズメ会議が始まっていました。
ポールの上の先生スズメが何やら熱弁をふるっています。
「カクカクシカジカ、ですから、人間から食べ物を貰ってはいけませんっ!」
こちらは授業をさぼってお昼寝組、ベンチの手すり。
一緒に入りたい…。
背伸びしてこちらをちらちら、好奇心旺盛の幼鳥スズメ。
不忍池をぐるりと歩く、今度は子連れのムクドリが。
「お母さんご飯まだーっ!」
「あんたもう大きいんだから、自分で探しなさい!」
「まだ子供だもーんっ!」
同じ池沿いで今度はスズメが砂浴びをしていました。
たまに頭を上げて、こちらを確かめながら、
恥ずかしそうに砂浴びは続きました。
池の端まで辿り着くと、
亀が甲羅干しをしながら菖蒲(アヤメ)を眺めていました。
その亀を、今度は“お年寄りのご夫婦”が眺めていました。
のんびりしてていいなぁ。
不忍池・弁天さまの周りは鳥も植物も亀も人ものんびり穏やかでした。