鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と盆栽思考:追記 / 「侘助」という「椿」

「椿」のお話を先日綴った矢先に、母から吉報が届きました。
母と一緒に育て始めた「椿」なので咲く頃合も似通っていたようです。
実家の椿も「咲いたよっ。」という嬉しい電話があったのです。

もしかしたら、“そんな事知っているよ!”と言われる事柄かも知れませんが、
母曰く「わびすけだね。」と言うのです。
「わ・び・す・け」?????
言葉の響きがとても愛おしいこの「わびすけ」について、
母は「犬の名前じゃないわよっ!」と言っておりました…。

「一重で大きく開かない椿を『わびすけ(侘助)』っていうのよっ」と、
適当な言い回しで教えてくれたのです。

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そして私が前の記事に書いていた、
「椿は冬(12月くらい)に咲くもの」と思い込んでいた事に対しても、
「あんたが言ってるのは『山茶花』でしょ?」と、玉砕されてしまいました…。

ふぃぃぃぃぃぃ。母、偉大なり…。

それにしても「わびすけ(侘助)」って、
なんとなく聞き慣れた響きではありましたが、
椿の呼び方だったとは…。もっと若いうちから知って居たかったです。
こうした「日本語の言葉遊び」のしなやかさに感無量でございます。

出雲大社にヤブ」云々の能書きだけでも喜んでいたのに、
輪を掛けて、毎朝の「わびすけ」の開花がとても楽しみになった勉強不足の私です。
ああ、知らない事を知る嬉しさって、年齢を重ねても尽きないのだなぁ~。

■椿 tsubaki
「ツバキ」または「ヤブツバキ」。ツバキ科ツバキ属の常緑樹。
照葉樹林の代表的な樹木。

山茶花 sazanka
サザンカ」。ツバキ科ツバキ族の常緑広葉樹。
漢字の「山茶花」は中国語でツバキを差す「山茶」に由来。

※「■」はwikipediaより抽出です。