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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と寺社 / 安養院(豊島八十八ヶ所霊場)

久々の「鳥と寺社」、気まぐれな東京お遍路さんです。
武蔵野三十三観音もまわっている最中ですが、
ここ練馬区の程近くには「豊島八十八ヶ所霊場」というのもあり、
四国の八十八箇所を縮小した東京版みたいなもので、
練馬区板橋区・北区・豊島区等を橋掛けしています。
舗装され排気ガスに満たされた国道等を歩いたり、
半ば電車やバスで移動が出来たり、
都市なりの業とご利益を感じるお遍路さんなのであります…。


今回は一番霊場のある「小竹向原」という土地に足を運びました。

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地下鉄「小竹向原」駅を降り地上に上がると、
迎えてくれたのは町工場のような建物の一角、カラフルなインコ達でした。
このインコたち1000円で売られているらしく、
半分消えかけたマジックの手書きの文字で「古カゴあります?」或いは「鳥カゴあります?」と書かれているようでした。
寒い外でもみんな元気そうで、始めて降りる駅での幸先良い鳥との出会いでした。
タイトルが「鳥と寺社」なのに、最近お寺でなかなか鳥に会えていなかったので…。

さてさて、駅から迷いつつ30分程歩きました。

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安養院は小竹向原駅から北へ、環状七号線を越え、
川をひとつ渡り(橋を渡っただけですが)少し歩いた住宅街の中にありました。
とても大きな敷地で、門をくぐると小川が造られていました。

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人工的な小川にも見えますが沢山の植物が植えられていて、
お寺特有の「神聖さ」とでも言いましょうか?、を感じました。
そして手水屋を探し辺りをキョロキョロしていると、
手水の屋根と思われる下には、

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何とも重厚で格好の良いポンプがありました。
まるでシンガーのレトロなミシンを思わせるこのポンプ、
はなぶさ堂でもレトロ調ミシンを使っていますが、
この重厚な佇まいには少年心をくすぐられました。

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ミシンなら「SINGER」と書いてありそうな部分に、「SUNTIGER」と書いてありました。

サン・タイガー!恐れる事なきまでのその佇まいっ!
太陽+虎=ポンプ!そういった発想がステキっ!
しかし、ずいぶんと新しいような?

後から調べたところどうやら「おかもとポンプ(株)」さんというところで
造られているポンプのようです、
本当に旧式のポンプ(大正時代から残っていそうなもの)にも、
この「SUNTIGER」と刻印がされているくらいなので、
きっと老舗のポンプ企業さんなのでしょう…。
こういうお仕事を当時から現代まで継いでいらっしゃるなんて尊敬に値します。
※半ば推測が混じってますので詳しくご存知の方ご意見下さい…。

さて、その「陽虎のポンプ」から水を汲んで手と口を清めて、本殿に参拝です。

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■安養院
東京都板橋区東新町
豊島八十八箇所霊場 第一番
ご本尊:阿弥陀如来さま
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この場所をきっかけに今年もまた他のお寺へも足が運べると思うと楽しみです。

安養院さんは「板橋七福神」にも精通していて、
「弁財天」さんもいらっしゃるご由緒あるお寺です。
最近の七福神巡りには、自転車やジョギングで回られてる方が増えてるようです、
私も翌日歩いて「七福神」をお参りしました。
身近だけど見知らぬ町、地図を見ながら、歩いた先の目的地(お寺)を探すのは、
とてもアナログな行為ですが、だからこそ豊かな出会いがありました。

安養院さんで、お参りをすませてからご朱印を頂きましたよ。

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お正月に高尾山「薬王院」で購入した椿柄のご朱印帳、
左頁の御朱印「光傅寺」さんは、また別の機会にお話できればと思います。