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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

ヒナたちのおはなし 其の参 ‐アルビノ文鳥 と ホオグロ文鳥‐

文鳥

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早朝に陽がのぼると鳥たちが起きはじめ、鳥を寝かすために覆った布越しに毎朝の影絵が始まります。

11月のある朝の事、この布をもかいくぐってアルビノ文鳥の「ゆき(雪♂)」が何処からか飛び出して来たのです…。
私は未だ寝ぼけ眼でうとうとしていたのですが、寝ている頬の上に鳥が飛んでくるなんて事は、過去に一度ウスユキバトの「おすみさん♀」をカゴに戻し忘れた時くらいのものでした。

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さて、カゴヌケ名人の「ゆき(雪♂)」早速とっ捕まってカゴに戻そうとしたのですが、何だか普段はそこに無い違和感を感じました。

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そーっとツボ巣の中を覗き込むと、そこには卵から孵ったばかりの雛たちが居ました。
もしかして「ゆき(雪♂)」はこの事を伝える為に、竹カゴの入り口をクチバシで持ち上げ、覆ってある布をも掻い潜って、飼い主の元まで知らせに来てくれたのかと思ったら、とってもとっても嬉しくなりました。

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最初に孵っていたのは3羽。
アルビノとホオグロの間の子ですが、まあおそらくは「さくら文鳥」が産まれるだろう、と踏んでいました。

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そもそも、アルビノはシナモン系統、ホオグロはノーマルや桜文鳥の突然変異、シナモンとノーマル・桜を掛けると「原種の血が濃い方に寄る傾向がある」とか、「100%さくらだ」とか、色んな人から話を聞いていたものです。

しかしながら、今回産まれた子は…。
翌日にもう一羽が孵って、赤目が3羽、黒目が1羽のアルビノ寄りな結果でした。

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日に日に成長する雛たち、羽も少し色づいてきて、見た目からはシナモン3羽、ノーマルor桜1羽のヒナの羽色になってきました。
アルビノお父さん「ゆき(雪♂)」ホオグロお母さん「トトさん(徒々♀)」は毎日毎日ヒナたちの為にご飯を運んで居ましたが、もともと手乗りの「ゆき(雪♂)」と来たら、ヒナたちのご飯欲しさに度々カゴを抜け出しては飼い主にご飯をねだる様になりました。

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朝にはよそったばかりのみんなのご飯を狙って飛び出してきて、ちゃっかり自分も腹を満たしては、カゴの前に戻って入り口を開けろとせがみました…。
どうせなら、帰りも自分で入り口を開けて戻ってもらいたいものです…。

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ある時は、みんなの為に再生していた豆苗畑までも荒らしてしまって現行犯逮捕!!。
「ゆきちゃんそれじゃ泥棒だよ…。」

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そんなこんなで、「ゆき(雪♂)」も子育てには参加していたのですけど、ほぼほぼ「トトさん(徒々♀)」がメインの子育てが続き、「トトさん(徒々♀)」も少しやつれて来た様に感じたので、子供達を巣上げしてやりました。

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この子達にはホオグロとアルビノの遺伝子が引き継がれている訳なのですが、どんな羽色に成長するのでしょう。

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畚に入れてからは、毎度の事ながらあちらこちらに連れ歩いていたので、たくさんの人たちに会う機会がありました。
やっぱり皆さん、赤目の子達は「シナモンのヒナ」にしか見えないと口を揃えますけど、実は親鳥のアルビノ「ゆき(雪♂)」もヒナのころはこんな感じの羽の色をしていました。

そして、4羽のうち2羽は新しいおうちに引き取られ、黒目の子と最後に産まれた赤目1羽は「はなぶさ堂」に残る事になりました。

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産まれた時から、1羽だけ黒目でサングラスをかけている様だったこの子は「たもり(田森)」と名づけました。

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そして、赤目のこの子は「みもり(未森)」と名づけました。
「みもり」は最後に産まれたせいか少し貧弱な体つきをしていて、さし餌を与えると異状に右の“そのう”だけが膨らんでしまい、さし餌毎に“そのうマッサージ”をしながら与えました。

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いつも一緒の「たもり」と「みもり」なのだけど、こんな感じで「みもり」はいつもお腹を地面に付けていました。
インコの場合だと胸の部分に“そのう”があるので、ご飯を食べた後は胸の辺りが膨らみますが、フィンチの場合は左右に二つある様に見えて袋は一つだと聞いた事があります。

そして、だいたいの子は、さし餌を与えると右側から“そのう”が膨らみますが、中には左が先に膨らむ子も居ます。
そして左右がバランス良く満たされるのですが、「みもり」の場合は右側にばかり溜まってしまって必要以上に膨らむ傾向にありました。

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なので、お腹いっぱいになるとこんなに胸がこんもりして見えていました…。
私はこういったヒナを何羽か知っていたので、さし餌をしながら“そのう”をマッサージしてやる方法で「みもり」のお世話を続けました。
経験で書いていますので、獣医学とかの見解で正しい事かどうかは分かりませんけど、手に抱っこした状態でさし餌を与え、膨らんだ右の“そのう”を少し指で押さえてやりながら、左にも流れ込むように少しづつ少しづつ時間を掛けてさし餌をしてやりました。

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ちなみに、「たもり」はこんな感じでお腹いっぱいでもスリムを保っていました。

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私はこの胸のふくらみを、病気だとか悪い方向には考えませんでしたけど、さし餌の際にはとても気を使いました。
まだ、骨格も完成しきっていない時期ですから、さし餌の度にしっかり見てやって、上手に“そのう”を満たした時には褒めてやったりしていました。
逆に食が細い時には、粟玉をフォーミュラに替えて状態よく“そのう”が膨らむようにシリンジを使う等の工夫もしてみました…。

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そして、現在の「みもり」はこの通り、未だヒナの羽ですけどとってもスマート。
自分でもご飯を食べられる程に成長しています。

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「たもり」に関しては、クチバシも赤みを帯びてきて、
最近では、2羽とも他のちびたちの為にふやかした粟玉にまで首を突っ込む始末です…。
でも、たくさん食べて、たくさん遊んで「早く大人になりたい!」そう願って居る様な、近頃の二人です。

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そうして「たもり」「みもり」のお世話をしている間にも、「トトさん(徒々♀)」と「ゆき(雪♂)」の間に二回目のヒナが孵りました。
なんと、酉年の元旦生まれ!「たもり」「みもり」の兄弟たちです。

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黒目1羽、赤目2羽、生後20日目くらいの写真です。

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これから大人になるに連れて、羽の色がどのように変わって来るのかと思うとワクワクしてしまいます。

アルビノとホオグロを親に持つ子供たち、この子達にもお迎えがある事が一番幸せな事だと私は思うのだけど、少しでも長い間この子たちの成長を見守りたい、そんな親心が湧いてしまう、この頃のはなぶさ堂なのです。

つづく

さて次回も、もうちょっとだけ「ヒナたちのおはなし」を綴ろうかと思います。

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ヒナたちのちょびっと伸びたかわいい「お尻の羽」のおはなしを交えて、シナモン文鳥とクリーム文鳥のヒナのおはなしを綴ります。
いつも読んでくださる皆さんに感謝!次回もお楽しみに…。


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