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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と生活 / 人間の事情と鳥の事情 最終章 -十姉妹の事情-

十姉妹の原種はコシジロキンパラという鳥で、江戸時代の日本でカエデチョウ科の何らかの鳥との交配により人の手で作り出された種類なのだそうです。
そして日本では「飼鳥」として、江戸時代からずっと人間と暮らしているのです。

コシジロキンパラはどちらかと言うと“ヨーロッパ十姉妹”に近いような気がするけど、十姉妹も色柄は其々ですがやっぱり“腰が白い”です。

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ほら、このとおり色違いでも同じ腰白コスチュームなの。

そして十姉妹は常に仲良しで、ケンカなんて全くと言っていいほどしません。
たまに突いちゃう子も居るみたいだけど…。
だけどその分、子作りもとっても上手で放っておくと直ぐに卵を産んで、家族揃って変わり番こに抱卵をしてくれます。
だけど、はなぶさ堂には現在十姉妹が14羽も居て…。
兄弟姉妹も多いので出来るだけ交配を避けるべく、オスメスでカゴを分けて暮らしています。

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こちらは女子部屋。
いつもジュリジュリ鳴いていて、まるで洋服や食べ物の事で会話を弾ませているみたいに見えます。

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こちらは男子部屋。
「まゆ(眉♂)」は相変わらず凛々しい顔つき、ツボ巣に3羽、「あか(茜♂)」「はぎ(萩♂)」「いちじく(九♂)」男同士でぎゅっとなってるけど「じゃまだ!どけ!」なんて絶対に言いませんよ。
むしろ仲良く囀りあって音楽系男子とも取れます。

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さてさて、こちらの2羽はブログにも他のSNSにも初登場の「レラ♂」と「ミラ♀」です。
前回、前々回と紹介したキンカチョウの「シドくん♂」文鳥の「ラーラ♀」と一緒に、訳あって同じ飼い主さんから引き取った最後の2羽です。

“はなぶさ堂”の子達にしては名前がカタカナ?よく言われます…。
前の飼い主さんも「名前変えて良いよ」と言ってくれたのですが、「せっかく授かった名前を変えるなんておかしい」と思ったのでそのまま呼んでいます。
ドレミファソラシドの音階が名前の由来になっているのだそうですよ。

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せっかく“つがい”で引き取った子達だけど、手軽に子供を増やす訳にも行かないので渋々部屋分けはさせてもらいました…。

「レラ♂」は男子部屋で、「まゆ(眉♂)」ととっても仲良し、二人とも特徴的な囀りをするので、やっぱり“音楽系男子”だなぁと思うこの頃。

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「ミラ♀」は女子部屋で人一倍ブランコをこいで遊んでいます。

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そして、はなぶさ堂の十姉妹と言えば「じゃく(雀♂)右」と「ちょこなん(猪口南♀)左」です。
9羽の子供を育てて、その後も二人はずっと同じカゴで生活をしています。

「じゃく(雀♂)」は“はなぶさ堂”に一番初めにお迎えした十姉妹。
時が経つのは早いもので、現在5歳になります。
十姉妹の寿命は5年~8年?まあ色々言われますけど、「じゃく(雀♂)」も最近はあんまり囀らなくなりました…。

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でも、とっても元気だし、瞳も相変わらずキラキラしています。
「ちょこなん(猪口南♀)」は4歳にして、卵を殆ど産まなくなってきています…。
たまに産んでも、軟卵が多く2羽にはカルシウムとビタミンを多目に与えていますが、特にこの子達にこれ以上の子孫を期待しないので、老後ののんびりした時間を楽しんでもらっているつもりです。
たくさん食べるし糞の状態も好調、そして何より水浴びが大好き!。
長生きしてもらわなきゃね!。

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そんな「じゃく(雀♂)」パパ、子供達との会話の時間も忘れません。
最初は娘たちの婿としてお迎えされた「まゆ(眉♂)」とも良い関係を保っています。

十姉妹達を放鳥する時は“気まぐれ”で、朝の掃除の時にもカゴから出たがる子も居るのですが、飼い主に時間がある時はカゴの入り口をわざと開けるようにしています。
実際、上の写真の様に勝手に出てきて井戸端会議が始まるのだから、十姉妹っていう生き物は本当に呑気で、居心地の良い空間を作ってくれます。

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いつも真っ先にカゴの外に出たがる「りん(鈴♀)」ちゃん。
はなぶさ堂のwebstore「コトリカッタ」のロゴのモデルにもなっている子です。

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後を付いて来た「あお(藍♀)」は水浴びが目当てだったみたい。
このオレンジ色の水浴び容器は、この子達がヒナだった時から使っている容器なの、これも「大丈夫なもの」ってちゃんと覚えてるんだね。

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最近この容器は、お外で水浴び派のキンカチョウ「こまき(小牧♂)」の為に置いているのだけれども、ほら「ちょびちん(猪備珍♀)」もこれが好きみたい。

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男子部屋からだって遠慮なく飛び出してきます。
「いちじく(九♂)」珍しくテーブルまで遊びに来てくれました。

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その後を追ってきた「はぎ(萩♂)」爪が伸びていたので飼い主にとっ捕まる…。
爪切りにしても、十姉妹の場合はこんな感じで“気まぐれ”に行われています。

十姉妹を放鳥しているとなんだかまるで森の中の住人になった居心地がします。
でも、そんな彼らは自然界には存在しない種類でもあるわけで…、人間の事情から作り出されたいきもの…、だからこそ人間との共存を選んで優しい性格に進化してきたのだと私は思います。

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十姉妹には何の事情も感じません、小さな子孫をたくさん残しながらも、短命にして前向きな生き方。
日々のんびりと穏やかに囀っていて、陽の出と共に起きて、日が暮れればぎゅっと支え合いながら眠る。

常にまわりの事に気を配っていて、たくさん一緒に暮らしていても誰も自分が一番では居ないから、みんな仲良しで居てくれるんだと思います。
 

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そうして毎日しっかりとした朝を迎える十姉妹達。
十姉妹の様に優しい生活が出来れば、人間だって争い事なんかしなくなるんだろうなぁ…、なんてちょっと考えてしまったら、ここにもまた見習いたい鳥たちの平和がありました。



「人間の事情と鳥の事情」はこの辺で完結させておきましょう…。
5ヶ月間ブログを更新出来ない状況だったので、書きたい事は未だあるのですが…。
そして、はなぶさ堂には未だ紹介しきれいてない子が居ます。

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人は鶏肉を食べます、そして人間の事情から鳥の命が連鎖をさせられる事もあって、そんな状況に出くわしたら、偽善だけど、手を差し伸べるしかなかった…。
猛禽類の餌にされる寸前で引き取ったヒメウズラのお話を綴ろうかと思います。


それでは、いつも読んでくださる皆さんに感謝しつつ、また次回お会いしましょうね。


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