鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と生活 / 足を怪我したヒメウズラ達

前回紹介したヒメウズラの赤ちゃんたちのその後のお話です。

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実は、前回の記事を書いてから母親のうずまきさんが換羽に入り、
突然苛立って、子供達を突き始めてしまったんです…。

ヒメウズラの子育てなんてネットでもあんまり書かれていないので、これも、経験しないと解らない事と自分の勉強不足を反省しつつ、子供達を親元から離して、別居させる事になりました。

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朝は、お布団の上で日向ぼっこ。
小さいうちは従順でみんなころころしています。
だけど、実はみんな幼くして親鳥に足をたくさん突かれてしまって、
上手く歩けなかったのです…。

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何日か経って少し成長した頃、一番上の子は足の怪我は少なかったものの、
片足の親指の爪を失いました。

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2番目の子も同じように足の爪の一部を失いました。

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3番目の子、左足が特に悪くて指先が曲がってしました…。

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末っ子。お見せするにも少々辛い画像ではありますけど、
両足が悪くて、親指と前指を何本か失ってしまいました…。

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末っ子は立つのもやっとで、満足に歩けない状態でしたが、
3番目の子といつも一緒にくっ付いていました。

バンブルフットや欠損等、足の悪い鳥は世の中にはたくさん居るので、
足が悪くても命に関わる状態ではないと考えて、毎日この子達の健康状態をチェックしました。

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健康チェックは末っ子以外の3羽、同時に保定して足の状態を見てやりました。

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3羽ともじっと良い子にして、足のチェックが終わったら頭をちょんちょんちょんしてあげます。

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大きくなってくると流石に3羽同時はできないけど、
2羽は親指の爪が無いものの、問題なく歩き回ります。
とっても元気に成長しました。

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3番目の子(写真右)と末っ子(写真真ん中)は足の怪我のせいか成長が遅くて、
特に末っ子はまともに歩くこともできないため、1人部屋に移動しました。

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常に右足が伸び切った状態で指も欠損してしまったけど、傷口は治って元気に成長を続けています。
この子は貰い手も付かないでしょうから「アンヨ」という名前を付けました。

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他の3羽も仲良く育って毎日たくさん食べて走り回っています。

そして、現在生後2ヶ月ほど、綺麗に大人の羽が生え揃っています。

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一番上の子、赤ちゃんの時はまっ黄色だったけど、
現在はシルバーともシナモンとも言えない様な、
何とも綺麗な色に成長しました。多分女の子だと思います。

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2番目の子、赤ちゃんの時はうり坊、成長してもウリ羽のままとても綺麗、
この子もたぶん女の子です。

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3番目の子、お父さんそっくりのカラーに成長。
足は悪いけどどこまでも走り回ります、やんちゃな所までお父さんにそっくりです。
確実に男の子ですね…。

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そして最後は末っ子のアンヨ。
足が曲がってしまってまともに歩けないので、生活にもリスクが大きく、まだ大人の羽も生え揃わないでいます。

もともと飛ぶことを忘れたウズラから、足を奪ってしまうと、生活の幅も視野も少なくなってしまい、ご飯を食べることや水を飲むことだけでも大変だと思います。

だけど、この子は一生懸命に生きていて、毎日元気に呼び鳴きをしています。
そんな、アンヨは綺麗な白姫!うちの自慢の子です!

ノーマルのオスとシナモンから産まれた子たち、
こんなに色とりどり個性が出るとは思いませんでした。
怪我のリスクはあってもみんなカワイイので、
アンヨ以外の3羽も貰い手が付かなかった時には名前を付けてやろうと思っています。


ヒメウズラの抱卵は珍しいと聞いて、
その後も親鳥任せにしてしまった結果、親鳥に攻撃された子達、
大概の鳥は巣立ちを促す為に親鳥が厳しくしますけど、
読んでくださっている皆さんの中で、もし、私と同じような環境でヒメウズラが自分で卵を孵したら、できるだけ早めに親鳥から離して飼育することをオススメします。

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