鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

ボロボロのキンカチョウ / たまき(環♀)のその後。

1月の半ばに引き取ったキンカチョウの「たまき(環♀)」。
羽がボロボロになるまで、同じカゴの子達に虐められていた子でした…。

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はなぶさ堂に来たばかりのたまき♀。
尾脂線丸出し、風切羽や尾羽は殆ど無くて、
主翼に隠れている背中の羽も殆ど引っこ抜かれていました。

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一羽での生活環境を整えてから数日で短い尾羽が伸びてきました。

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飲み水にはビタミン剤を混ぜてやって、
その他は十姉妹や文鳥たちと変わらないご飯を与えて、
15日くらい経ってから、キンカチョウの特徴であるシマシマの羽も少し見えてきました。

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1ヵ月弱で尾羽は伸びましたが、やはり突かれていた名残からか、
ひん曲がった羽も混ざって伸びています。
だけど、これだけ伸びたらおしりはあったかいね!。
背中(主翼の下)もボサボサですが大分フカフカとしてきました。

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風切羽はやっぱり一度抜かないと、生え変わらないようです…。

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右側の風切も殆ど途中から折れてしまっています。
折れている所を全て抜いてやる訳にも行かないので、
左右一本づつ抜いてやって、新しい羽が伸びるのを待っています。
換羽が来てくれると良いのだけど…。

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それでも、まあ、最初よりかは随分綺麗になってきました。
首周りも最初は薄かったのだけど、最近はクチバシを羽に刺して寝るくらいは出来る様になりました。

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健康診断のあとは自由に遊ばせています。
風切羽が折れているので、高いところは飛べない「たまき(環♀)」。

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それでもがんばって50cm程度の高さには飛ぼうとしています。
懸命に網戸に捕まってまるで蝉みたいですけど、
ここからまた地面に飛び降りるを繰り返しては、飛ぶ練習をしているのです。
つくづく「たまき(環♀)」は自分の力でがんばる子だなぁと関心してしまいます。

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相変わらず、ヒメウズラの「うりの(瓜乃♂)」は「たまき(環♀)」の面倒を良く見てくれます。
二人の仲良しにはいつも元気を貰います。

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荒鳥だった「たまき(環♀)」は当然自分から人に近寄ってきたりしないのですが、
健康診断の為に捕まえて身体を触ってやっているうちに、
たまにこうして手の中で眠ってくれたりもします。

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「うりの(瓜乃♂)」は良く慣れているので、手や洋服のポケットが大好きですが、
「たまき(環♀)」も「うりの(瓜乃♂)」が居ると特に安心のご様子です。
もしかして「たまき(環♀)」は自分の事をヒメウズラだと思っているのではないか知らと思う今日この頃…。

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最初は尾羽が無くてヒヨコみたいな見た目だった「たまき(環♀)」、
まだ上手に飛ぶ事は出来ない「たまき(環♀)」だけど、

自分自身の力で羽ばたきながら、その日その日の“新しい”をいつも探しています。

 

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