鳥と生活 / 床ぐらしのキンカチョウ
先日お迎えした、キンカチョウの「たまき(環♀)」、
羽がボロボロで飛べないので、生活は“床ぐらし”が主です。
たまに飛び上がってもせいぜい50センチくらいの飛躍…。
ガゴの縁を梯子代わりに高いところに登ろうとはするけれど、
最近は床の方が楽しいみたいです。
ちょこまかと床を跳ね回る「たまき(環♀)」。
尾羽が無いのでヒヨコみたいです…。
陽が当たるうちは日光浴にもなるので床で自由にさせています。
そんな「たまき(環♀)」最近友達を作りましたよ。
「やあ、こんにちは」
ヒメウズラの「うりの(瓜乃♂)」不思議と慌てる事も突く事もなく、
チビスケの「たまき(環♀)」とご対面。
「やあ、はじめまして」
ウスユキバトの「おすみさん(墨)」種類は違うけど、
何か話しかけている様にも見えるところが微笑ましいです。
そんな、二人の後ろを駆け足で通り過ぎるヒメウズラ「うずまきさん(渦巻♀)」
「ちょっとごめんよ~」って、実は仲間に入りたいのじゃないか知ら…。
特に仲が良いのはこの3羽。
不思議とケンカもせずに仲良く日向ぼっこをしています。
驚いてしまうのは、「たまき(環♀)」が来てから、
彼女を媒介にしてほかの子たちが集まってくることです。
以前の環境では他の種類の鳥たちに虐められていたけど、
ここでは「たまき(環♀)」が輪の中心。
眠そうな「うりの(瓜乃♂)」の前に立つ「たまき(環♀)」。
毛繕いをお願いしています(笑)。
嫌がることなく首まわりを掻いてあげるヒメウズラ「うりの(瓜乃♂)」。
こんな光景がたまに見れて、ほっこりと一安心の今日この頃です。
見た目も身体の大きさも違うというのに、こんな風に仲良くできるものなんですね。
前の環境では虐められてボロボロになっていた「たまき(環♀)」だけど、
新しい環境に人見知りしないで、積極的に自分から話しかけて、
そんな前向きな姿勢に人間の私も背中を押されます。
虐められていた事も、飛べない事も、
全てこの小さな身体で抱え込んでいるキンカチョウ。
寂しいこともあるけれど「たまき(環♀)」は今日も元気です!。