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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と生活 / 落鳥の事…。 

十姉妹

インターネットを通じて落鳥の事は本当はあんまり書きたくない事です。

しかしながら、飼育者としての責任と、
うちの子を応援して下さった方へのご報告も兼ねて、
文章に代えさせて頂きます…。

先日、十姉妹の「久留米(くるめ)♂」が落鳥しました。
カゴの奥の、壷巣と縁の小さな隙間に挟まるという事故でした。

他の子であればそんなことない筈なのですが、
誰よりもカゴから出たがる久留米の性分だったのかと思います。
気が付いた時には隙間に身動き取れず息絶えていました…。
しっかり目を閉じて、眠るように…。

くるめの事を可愛がってくれた方々へ、
生前の比較的最近の写真を少しだけ紹介します。

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くるめ(久留米)♂はいつも朝にカゴから飛び出すのが習慣でした。
いつも、こちらを伺っては、ちょっと入り口を空けた隙に、
カゴから出ようとしていました。

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手乗りではないのに、手の中でお腹を見せて甘えてくれました。
だから直ぐに捕まってくれました。
久留米はほかの子たちと違って自立心旺盛な十姉妹でした、
だから、飼い主としてもとても寂しいです…。

でも、久留米の生が終わるまで毎日お世話をした事、
自分の人生でこの子と過ごした数年間、
毎朝、餌を与え、水を代え、水浴びをさせて、
全部が自分の中で、思い出と知識に変換し吸収されて、
たくさんの事を久留米から教えてもらいました。

小鳥達と暮らす、小鳥に限らずいきものと生活すること、
それは自分よりも小さな命を預かり育てる事でもあり、
小さな命から、大きな大きな感情を育むという事だと思っています。

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鳥の体温は人の其れより温かくて、
手の平に包み込むたびに生きている温かみを感じるのです。

久留米は今は、土の中だけど、翌日その場を訪ねたら、
その周りには小さな白い花が落ちて居て、小さな植物も芽吹いていて…。
そして、ぼくはその道を通る度に久留米に挨拶をする事が出来るのです。

鳥達との生活を始めて以来、愛玩動物飼養管理士の資格を取ったり、
某ブリーダーさんの元でお世話の仕事をさせてもらったり、
ほんの何年かの間でも、生まれる命もあれば、亡くなる命もあって…。
どちらも、切なくなるほど純粋な出来事。

ぼくはこれからもきっと、人と動物の共存の勉強を続けるのだと思います。