鳥と生活 / 十姉妹のお父さん
十姉妹「じゃく(雀♂)」は、はなぶさ堂に最初に来た小鳥。
手乗りじゃない、カゴの中の小鳥です。
最初から大人の鳥だったから全く懐いていません。
9羽の子供を育ててから、今もパートナーと仲良く暮らしています。
だから、カゴから飛び出すのはとっても珍しいのです。
あー、「じゃく(雀♂)」飛び出しちゃったかぁ…。捕まるかなぁ…。
自分からカゴの方へ。プリッとお尻向けてこちらを気にします。
自分のカゴの入り口にしがみついてしまった…。
外の世界には興味ないのかな?
と、思ったら一段上の文鳥「あめ(飴♂)」のカゴへ。
あめは“けたたましく”じゃくに向かって鳴きつずけるけど、
じゃくは父の貫禄で動じません…。
カゴの周りを回っても、文鳥あめに怒鳴り散らされて…。
文鳥はやはり気性が荒いのかな?
私には怒鳴り散らしている文鳥の方が怖がっているように見えるのだが…。
影から「あめ」を覗き見る「じゃく」さん、喧嘩はしない主義。
「あいつなに怒ってるんだよ?」と落ち着いた面持ちは流石です。
ぷりっ!鳥ケツ。
カゴ周りをウロチョロ、今度は子供達のもとへ。
みんなカゴの外にいる「じゃくパパ」を見て不思議がります。
じゃあ、そろそろカゴに戻ろうね!と優しく捕まえてはみたけど、
やっぱり逃げた…。再度、保定を試みる。
よし、じゃく捕まえたっ。
相変わらず眉毛がりりしい「じゃく」。
十姉妹って目がきれいなんだよなぁ…。
そのまま、ちょっとホッペを撫でてあげると、随分大人しくなりました。
じゃく、お父さんなのに赤ちゃんみたい…。
この子手乗りじゃないですよ、だけど十姉妹はとっても優しい。
毎日世話をしているから十姉妹なりにこちらを認識しているのかも?
お腹やくちばしをなでなでしてみたら、
身体がぽかぽかと暖かくなってきたので、そのままカゴに戻しました。
これから寒くなるけど、
今年も小鳥たちと一緒に乗り切りたいものです。