鳥と散歩道 / 群馬県館林市（多々良沼） 「その参」
さて、お話をひっぱってしまいましたが、
今夏の「多々良沼さんぽ」最終章です。
沼の中央の弁天さま遠目にですが写真に写ってました。
後半は、弁天さまから沼の周りを反時計回りに歩きます。
この辺りは沼の西南に当るのかな？
また蓮の群生があり、北西側にあった群生とは違って、
まだキレイな花がたくさん残っていました。
しばし蓮を楽しんでいると、お花の中にキリギリスを発見。
フカフカの中でお昼寝中だったかな？
花がどれほど大きいか良く解りますね。
そして、沼の南岸から、左に見えるのが蓮の群生、
ここから見るとホントに沼が広く感じます。
さっきまで立っていた弁天さんの浮き島はゴマ粒のように
一応写真に写っています…。
蓮に夢中になっているとキレイな鳥の鳴き声。
この声なんだったかな？と声の主を探すと「ホオジロ」（上手く撮れなかったけど）でした。
沼の東側には「彫刻の小路」があって森の中に点々と彫刻がありました。
なんだかセクシーな彫刻発見。ハクチョウに包まれる女性の像。
正面から少々見惚れてしまったけど、あえて写真は伏せてみようかな…。
小路を上り「あった！」。
この辺りは整備がされていて、付近にも公園や駐車場、ビオトープ等。
折角なので穴から沼を見渡していると、背中側でなんだかワサワサ。
え～！うしろ～？覗き穴の意味がないっ（汗）。
チュウサギ飛来。しかも近い！
慌てていたら、カメラの電池切れ…。
急いで電池交換をしていたらもう居なくなっていました…。
ここまでで、多々良沼をやっと一周。
もう16時を回っていて、良く考えたら何にも食べて居ませんでした、
付近にコンビニ等も無いのでとりあえず、館林美術館（GMAT）へ。
来る時にも通っていたので時間があったら見ようと思っていた、
「いきもの図鑑」食事が先か展示が先か迷いつつ受付へ。
最終日だし展示の方が先に終わる、
と言うものだから凹んだ腹をこらえて展示へ。
図鑑や絵本等の絵を描かれていた動物画家「薮内正幸」さんの展示に出会えて、
とてもとても感動しました。写真でお見せできないのが残念…。
ようやく食事にありつけました。広い芝生を眺めながら。
「レストラン イル・コルネット」
美術館の食堂だからちょっと豪華！だけど1000円で頂ける「ハッシュドビーフ」。
お肉も柔らかくてとっても美味しかったです。
お腹が減って無くても絶対美味しいと思いますよ！お勧め！
広い施設は芝生に囲まれていて、食後はここでゴロゴロしたい…。
だけどもう夕方、目当ての「アマサギ」には会えなかったなぁ…。
このまま帰路に着こうかと、駅方向に向かう途中。
「！」
夕方の田んぼ、深まった緑に藍色がとてもキレイで、なんだか涙腺が緩んで…。
ふわりふわりと着地。
暫くの間、動かずに遠くをみるアオサギを、
私は遠くからじっと眺めていました。
もう辺りが薄暗いので、鳥の撮影は無理かと思って居たところ、
遠くの竿に「カワセミ」を発見。
暗くて上手く撮れなかったけど、最後の最後に現れてくれてありがとう。
空からも、一日の終わりが告げられて。
帰りは「成島」という単線の駅まで歩きました。
プラットホームが明るくて安心してしまう。30分に一本の電車。
電車に乗ったら途端に眠くなって、日帰り探鳥散歩はここで終了です。
鳥に会いに行く人は何度も同じ場所に足を運ぶと思いますが、
多々良沼も季節によって様々な風景や鳥に出会えそうです。
いつも読んでくださる皆さん、
今回は、長いお話にお付き合い頂いてありがとうございます。
