鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と盆栽思考 / 様々な芽吹き 其の弐 : ピラカンサ

鳥を呼びたくて育て始めたピラカンサ(和名:山査子/サンザシ)。
もう4年目になろうか?
昨年は不作で花も一株程度、実は4つしか出来なくて、
ヒヨドリも食べずに去って行く始末でした…。
今年は↓。

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こんなに蕾がつきました!若葉の隙間の小さな小さな白い粒粒。

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これが、ピラカンサの花になるところ、小さな白い花が咲きます。
夏には花が咲き、花の散ったあとには額の部分が秋の涼みを待つように、
少ぉしづつ時間を掛けて「緑色」→「黄色」→「紅色」と実って行くのです。

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まるで小さな樹木を思わせる小さな盆栽。
園芸屋さんで販売しているブームは実のりの秋なのですが、
一年中楽しめる上に盆栽にする分には“初心者向き”と聞きます。
秋には鳥が実を食べに来るという楽しみもあります。

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今朝は蕾の下の“古い葉っぱ”が黄色くなっていました、
経年の蓄えを蕾の為に使い果たして、黄色くなった葉っぱはポトリと落ちます。
常緑樹の慎ましさを感じさせてくれます。



昨年のピラカンサの開花から実りまでは↓です。
http://hanabusa-do.hatenablog.com/entry/2013/10/31/083447

 

ピラカンサ / 和名:山査子(さんざし)
生垣等にも用いられる常緑低木、原産は中国・ヨーロッパ。
日本では明治時代に観賞用に入ってきたようですが、
幾つかの品種を総称して、最近は「ピラカンサ」と呼んでいるようです。
日本でピラカンサとされているものは、
「トキワサンザシ」という品種が主であるように感じます。