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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

落鳥 (鳥と病気)

十姉妹

二日前から十姉妹の燕(えん♀)ちゃんが、風邪をひいていました。
羽を膨らませて動きが鈍く、眼をシパシパ眠たそうにしているので、
ビタミン剤や保温飲料を水に混ぜておき、カゴの掃除もして出来る限りの事は尽くしました。

同じカゴの中の雀(じゃく♂)も一生懸命看病していてくれていたのですが、
本日、帰宅したら餌の容器に横たわって燕ちゃんが倒れていました…。

慌ててカゴから燕ちゃんを取り出して、
心臓辺りをマッサージしたり、頬を撫でてみたりして、
息を吹き返さないか試みました。
一瞬眼が開いたような錯覚も感じました。
だけど、
既に体は硬くなっていて、瞼を手で閉じてもまた開いてしまう様な状態でした。
頭の後ろの羽の一部がぼさぼさになっていたのは、
同居している「雀」が何度も何度も起こそうとして突いた名残りでしょう。


もともと手乗りではない十姉妹なので、
最初で最後、私の手の中での介護となりましたが、
とても暖かい燕ちゃんの羽毛は生きている鳥のそのものでした、
まるで剥製の様に、美しいまま固まって居りました。

はなぶさ堂に「燕と雀」が来てから、
色んな勇気や笑いを貰いました、
私自身、燕ちゃんとの関係から色んな事を学びました。
そして、今日を迎えて尚、燕ちゃんから大きな事を教えられています。
だから「ありがとう」の気持を込めて、
動かない燕ちゃんの頭やお腹をたくさんさすってやりました。


燕ちゃんの身体をガーゼで包んで、その前でお線香を炊きました。
「雀」も普段なら寝ているのに起きて見守っています。
文鳥の「飴(あめ♂)」も私が燕ちゃんに手を合わせて居る間、
私の肩に乗っかってじっと燕ちゃんが包まれたガーゼの方を見てくれていました。

こんな事をブログに掲載するのはとても忍びないです、
だけど、書き始めからこういう日が来るとは思っていました、
そして、動物を飼育する者としてこの後の事も勿論ですが、
この記事に書いた事によって小鳥や小動物を飼育する方々の参考になれれば、
少なからず今の気持ちのやり所が見つかる気がします。

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↑一昨日、羽を膨らませて眼が虚ろな「燕ちゃん」でした。
「雀」はいつも「燕ちゃん」を心配して寄り添っていました。
手乗りではないので直接の介護は難しく飲み水にビタミン剤を投入。

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今朝、壷巣から出て餌を食べている間も何処か遠くを見ていました、
でも、食欲はある様子だったので毎朝の掃除と共にビタミン剤と、
別容器の水に「羽膨らまし時に」と書かれた保温飲料を。
そして燕ちゃんの大好きな「豆苗」をさしておきました。
↑「雀」はいつまでも「燕ちゃん」の看病をしてくれていました、
「燕ちゃん」はぐったり留まり木でも突っ伏していました…。
豆苗は「雀」伝いに燕ちゃんに届けられたので少し安心していました。

「燕ちゃん」はいつもは沢山食べる元気に太った女の子でした。
最期は餌の容器の上で、嘴に食べかすをくっつけいて、
いつも通りの燕ちゃんのまま横たわっていました…。

 

上の写真が小鳥を飼育している方々の、万一の時の一助となれば幸いです。

春から夏の間に「雀」も同じ様な症状に陥りました、
その時は水に混ぜるビタミン剤で直ぐに解消しましたが、
同じ季節の変わり目、特に寒くなる方面には要注意だと思います。

「羽膨らまし時の保温飲料」を活用しました、
緊急時の薬液は常備しておくべきだと思いますが、
その他に「ビタミン剤」は常に毎日の水に数滴入れて置くと、
病気の時に多めに入れてもすんなり飲んでくれます。
薬っぽいものは手乗りの場合、口に直接投入できますが、
普段の飲み水に入れると違う感触があるのか、
燕ちゃんの場合はなんとなく警戒をしていました。

ビタミン剤に関しては羽が綺麗に生え変わる効果もあります。
私は「カルビタバード」という比較的安いものを与えて居ますが、
数千円クラスのものも販売されています。
観賞用の小鳥の中でも十姉妹は特に身体が小さく、
文鳥やインコの様に綺麗に羽が生え揃わない場合があります。
安いビタミン剤でも体調と換羽の助けになりますから、
日ごろからビタミン剤の投与はあってよいと思います。
勿論、鳥によっても個体差はありますが、
人間がオロナミンCを飲むような感じだと思います。

それでも、季節の変わり目の温度変化は、
小さな生き物にとっては大きな変化になり得るのです。

人も動物も変わりません、大きな人が力強いとは限りませんし、
小さな人が非力とも限りません。
それぞれが感じる時間、季節、感覚、触覚、みんな違う中で、
気遣いをし合ってあって生きている。

このブログの最初の方の記事に書いた事ですが、
「燕と雀」に出会った小鳥屋さんの店主曰く
「鳥を飼育すると感情が豊かになる」
「だから、子供には鳥を飼育させるといい」
これは、子供に限った事ではないと、燕ちゃんとの生活を過ごして改めて思いました。


燕ちゃんへのありがとうの気持ちを込めて、
今回の記事が小鳥を飼育している方々への手助けになれますように…。