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鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

狐と油揚げ (北区:装束稲荷)

ちんちん電車(都電荒川線)に乗って王子へ、「狐」に会いに行って来ました。

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王子付近では、今でも都電が道路に乗り入れているところがありました。

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都電と車との並走を見ると、概観は現代なもののノスタルジックな印象を受けます。
明治時代に創業した都電は、自動車の普及によってどんどん数が減ってしまったそうですが、明治・大正・昭和と様々に印象を変えて来たのでしょう…。

王子駅から徒歩数分のビル街の一角「装束稲荷」はありました。

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元々はこの場所から少し離れた場所にあったそうですが、大切に移築されて町の人々の心遣いが感じられます。

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そんなに大きなお稲荷さんではないので、社務所等は無いのですが、とてもキレイに管理されていて、ここに居る狐たちは喜んでいるように見えました。

他の土地でも、小さなお稲荷さんというものはいくらでもあります、誰がいつそこに立てたのかも分からない様な社もたくさんあります、どこのお稲荷さんでも狐がしっかりと社を守っていますが、ここでは狐が活き活きしてました、流石は王子です。

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狛狐はブロンズ製でしょうか?よく見かける石造りの狐達とは一風違って、参拝の方々に頭やお腹を撫でてもらっているようです。ぴかぴかです!
私もいっぱい撫でてやりましたよ。「お仕事ご苦労さん」。

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左の狐は「玉」をくわえていました、凛としてなんとも美しい佇まいです。

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ずっと見ていても飽きない造型に趣を感じます。


右の狐は「鍵」をくわえていました。

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この鍵の形もまた不思議で魅力的です。いつか行きたい京都の伏見稲荷大社では、この鍵型のお守り?(御護摩かもしれません…)が売っているそうですが、マジカルステッキ?みたいな何とも不思議な道具ですよね。
「鍵」と言うくらいだから、どこかに其れに見合う鍵穴があるのだろうか?
謎と魅力が深まるばかりです…。
他の土地の狐達は何をくわえて居るのか、これからはしっかり見ておこうと思いました、もしかしたら錠前をくわえている狐もいるかもしれないですよ。

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それにしても美人(美弧)です…。私好みです…。

王子では大晦日なると、ここ装束稲荷の榎の袂に狐が集まって来て、駅向こうの「王子稲荷神社」までの道程、お囃子と一緒に行列をするそうです!子供達も狐メイクで可愛いばかりでしょうねぇ、今年は足を運びたいものです。
詳しくは↓「王子・狐の行列」
http://ouji-kitsune.jp

 

装束榎は歌川広重の絵で描かれている木だそうです。
当時の木は朽ちてしまったそうですが、大切にされた気持ちから今も装束榎としてこの場所に榎が植えてありました。

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広重の絵を見ると、この木の存在の大きさに幻想を感じます。
↓北区の紹介ページ、是非見てみてください。
http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/history/history/da203.htm

 

後から知ったのですが、ここ装束稲荷には、参道に「狐の足跡」があるのだそうです!コンクリートに肉球の跡が付いているのだそうですよっ!
うううん、見落としましたぁ…。
それにしても、そういったイタズラ心も町が明るい証拠だと思います、王子の方々のあたたかい心意気を感じます。
狐達も楽しそうにしていた、そんなお稲荷さんでした。