鳥とハーモニカ

はなぶさ堂の日々の事。

鳥と盆栽思考 ~ピラカンサ~

 母親の影響だろうか、植物の世話がすきで、最近は専ら盆栽志向です。小さめの鉢ばかりですが、盆栽は一年を通して表情を変え、季節毎に楽しみをくれます。

ピラカンサ」(母は、サンザシと呼んでました)は、春から夏にかけて小さな白い花を咲かせ、花が散ったあとには、小さな赤い実を沢山実らせます。
人間には食べられないと思いますが、オナガヒヨドリに取ってはこの実が大好物らしく、野鳥が遊びに来たら良いなぁと思って、世話を始めたのです。


昨年の秋、赤い実が実ってから、数週間後のある朝のこと、ヒヨドリが窓の外にやって来て「イーヨー!イーヨー!」と大声で鳴きはじめました。
ヒヨはキョロキョロ辺りを見渡して、「すとんっ」とピラカンサの前に着地、そのまま「いただきまーす!」と言わぬばかりの大口を開けて、その実をばっくばっくと食べはじめ、その食べっぷりは大食い世界一をもしのぐ大食漢、「あっ」という間にご馳走様です。
こちらは、あんぐりお口を開けて食べっぷりの良さに感服…。
ヒヨに種を運ばれて、また何処かで実ると良いです、その為の赤い実なんですから。

 

今年も蕾がつきましたよ。 

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